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第13回『このミステリーがすごい!』大賞、優秀賞を受賞。神家正成のウェブサイトです。

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『このミステリーがすごい!』大賞 研究ページ

受賞者、受賞作品、受賞データなどを紹介します

 宝島社主催の『このミステリーがすごい!』大賞の公式ウェブサイトはこちら。

 このページは自分の母校とも言える『このミステリーがすごい!』大賞の研究ページです。大きく分けて『このミス』大賞と、『このミス』大賞作家に分類して研究しています。

 受賞者、受賞作品などの個別の正確な情報は、Wiki『このミステリーがすごい!』大賞公式ウェブサイトにて確認してください。このページは公的に公開されている情報を基に作成していますが、完全にすべての情報を網羅しているわけではありません(と予防線を張っておきます)。正しい、又は最新の情報がありましたらTwitter、若しくはメールにてご連絡ください。
 それぞれ応用研究も準備中です。お楽しみに!
 ※一部、個人名を載せています。問題があるようでしたら削除しますので、ご連絡ください。

『このミス』大賞 基礎研究

 下記の表は、今までの『このミス』大賞の応募総数、次回作に期待、1次通過、2次通過、受賞作、受賞作に隠し玉を足した作品の、応募回ごとの数字です。
 「1次+次回作」は1次通過と次回作に期待の作品数を足したものです。上段の数字が通過作品数です。下段の%表示は、応募総数の何%が上の選考に進んだかの割合です。2次、受賞作、受賞作+隠し玉の欄の下段の%も通過率、受賞率です。
 2次の「1→2通過率」は1次選考から2次選考に進んだ作品の割合です。
 受賞作と受賞作+隠し玉にある受賞率とは、「2→」(上段)が2次通過からの、「1→」(下段)が1次通過からの受賞の割合です。
 ※第15回隠し玉以外は反映済み。

  応募総数 次回作に期待 1次 2次  受賞作  受賞作+隠し玉
次回作に期待 1次
+
次回作
1次
通過数
2次
通過数
1→2
通過率
受賞作数 2→
1→
受賞率
受賞
+
隠し玉
2→
1→
受賞率
 1回  163 0  13
8.0%
 13
8.0%
 6
3.7%
 46.2%  3
1.8%
 50%
23.1%
 4
2.5%
66.7%
30.1%
 2回  170 0  10
5.9%
 10
5.9%
 5
2.9%
 50%  2
1.2%
40%
20% 
 2
1.2%
40%
20%
 3回  202 18  26
12.9%
 8
4.0%
 6
3.0%
 75%  2
1.0%
33.3%
25% 
 2
1.0%
33.3%
25%
 4回  182 14  25
13.7%
 11
6.0%
 6
3.3%
 54.6%  1
0.6%
16.7%
9.1% 
 2
1.1%
33.3%
18.2%
 5回  268 16  29
10.9%
 13
4.9%
 7
2.6%
 53.9%  3
1.1%
42.9%
23.1% 
 3
1.1%
42.9%
23.1%
 6回  229 20  32
14.0%
 12
5.2%
 5
2.2%
 41.7%  2
0.9%
40%
16.7% 
 3
1.3%
60%
25%
 7回  278 18  33
11.9%
 15
5.4%
 5
1.8%
 33.3%  4
1.4%
80%
26.7% 
 4
1.4%
80%
26.7%
 8回  350 26 47
13.4%
21
6.0%
7
2.0%
 33.3%  3
0.9%
42.9%
14.3%
 5
1.4%
71.4%
23.8%
 9回  408 28  48
11.8%
 20
4.9%
 6
1.5%
 30%  3
0.7%
 50%
15%
 3
0.7%
 50%
15%
 10回  394 29  52
13.2%
 23
5.8%
 6
1.5%
 26.1%  2
0.5%
 33.3%
8.7%
 6
1.5%
 100%
26.1%
 11回  473 26  48
10.2%
 22
4.7%
 6
1.3%
 27.3%  3
0.6%
 50%
13.6%
 5
1.1%
 83.3%
22.8%
 12回  457 22  43
9.4%
 21
4.6%
 7
1.5%
 33.3%  2
0.4%
 28.6%
9.5%
 4
0.9%
 57.1%
19.1%
 13回  427 24  48
11.2%
 24
5.6%
 6
1.4%
 25%  3
0.7%
 50%
12.5%
 5
1.2%
 83.3%
20.8%
 14回  414 21  40
9.7%
 19
4.6%
 7
1.7%
 36.9%  3
0.7%
 42.9%
15.8%
 5
1.2%
 71.4%
26.3%
 15回  449 23  44
9.8%
 21
4.7%
 7
1.6%
 33.3%  3
0.7%
 42.9%
14.3%
 -
%
 %
%
  応募 次回作に期待   1次  2次  受賞作 受賞作+隠し玉 
 平均  324 19  35.9  16.9  6.6  2.8    3.8  
 1〜7  1492 86  168
11.3%
 82
5.5%
 40
2.7%
 48.8%  17
1.1%
 42.5%
20.8%
 20
1.3%
 50%
24.4%
 8〜  3372  199  370
11%
 171
5.1%
 52
1.5%
 30%  22
0.7%
 42.3%
12.9%
 33
1.1%
 73.3%
22%
 合計  4864  285  538
11.1%
 253
5.2%
 92
1.9%
 36.4%  39
0.8%
 42.4%
15.4%
 53
1.2%
 62.4%
22.8%


1 受賞作品数・受賞率

 大賞・優秀賞の受賞作の平均は2.8編(0.8%)。隠し玉込みで3.8編(1.2%)。応募者100人に一人の割合で受賞しています。

2 応募作品数、予選通過作品数・通過率

 応募作品数の平均は324編(第8回から増えています)。1次選考通過作品の平均は16.9編。通過率は5.3%。第7回まで20編を超えませんでしたが、第8回以降はほぼ20台前半です。次回作に期待(第3回から始まりました)を合わせると35.9編。通過率は11.1%です。
 この数字は他の文学賞に比べてかなり低いといえます。ちなみに第60回江戸川乱歩賞は応募総数349編。1次選考通過94編(26.9%)。2次選考通過22編(6.5%)。最終候補作品5編(1.4%)。受賞作は1作(0.3%)です。括弧内は通過率です。
 巷で言われている『このミス』大賞の1次通過は、江戸川乱歩賞の2次通過と等しいというのは、まさしく数字上からもそのとおりと言えましょう。

 2次選考通過(最終候補)の平均作品数は6.6編。通過率は1.9%。1次から2次への通過率は36.4%。1次からは3編中、1編が最終選考に進む感じです。
 最終候補の平均作品数は、ここ数年、6か7編で安定しています。受賞作は1で触れていますが、最終候補から受賞する率は42.4%。最終候補の半分は、大賞か優秀賞を受賞します。隠し玉も含めると60%です。最終候補に残れば3編中、2編は出版されるわけです。単行本か文庫の違いはありますが、他の新人賞に比べ、最終候補まで行けば、何らかの形でデビューできる可能性が高い賞といえましょう。
 ちなみに第10回の、最終候補からの受賞率が100%になっていますが、これは前年(第9回)の最終候補だった堀内公太郎さんの作品が、隠し玉として第10回の時に出版されたからです。
 1次選考からの受賞率を見てみると14.3%。隠し玉込みで22%です。1次選考から5編中、1編は出版されるわけです。間口は狭いが、出口は広い、そんな賞ではないでしょうか。

おまけ

 『このミス』大賞は、次回作に期待から選考委員の講評を貰うことができます。自分の投稿作品に対して、プロの書評家の方々からアドバイスが貰えるという、投稿者にとっては素晴らしい仕組みです。
 また、講評には応募に対しての心構えや、ヒントなどがちりばめられており、参考になることが非常に多いです。自分も投稿生活中は、第1回からの講評を何度も何度も読みました。
 最終選考委員は4名。2次選考委員は3名。1次選考委員は8名です。何人かの方は重複しています。選考委員の方の詳細は『このミス』大賞ウェブサイトにて確認してください。
 応募原稿に最初に目を通されるのは1次選考委員の方々です。まさしく最初の出会いなわけです。そこで、どの選考委員の箱に割り振られた作品が受賞したか、というリストを作成してみました。もちろん、どの箱に入ったからといって差はありません。作品本位で選考は行われます。まあ、余興のようなものと思ってください。
 ちなみに第1回から続けて1次選考委員をされている方は杉江松恋氏、膳所善造氏、古山裕樹氏、村上貴史氏の4名です。第3回から北原尚彦氏が、第8回から宇田川拓也氏、福井健太氏、第11回から土屋文平氏が加わりました。担当した期間がそれぞれ違うので単純な比較はできませんが参考にしてください。
 ちなみに自分は杉江松恋さんでした。

 1 大賞
  4作品 膳所善造氏、古山裕樹氏、杉江松恋氏、北原尚彦氏
  3作品 村上貴史氏
  1作品 福井健太氏、土屋文平氏
 2 優秀賞
  4作品 古山裕樹氏
  3作品 村上貴史氏、福井健太氏、杉江松恋氏
  2作品 北原尚彦氏
  1作品 膳所善造氏、土屋文平氏、宇田川拓也氏、名前不明が1作品あります。
 3 隠し玉
  5作品 村上貴史氏(断トツに多いです)
  3作品 福井健太氏
  2作品 杉江松恋氏、北原尚彦氏
  1作品 土屋文平氏、古山裕樹氏、膳所善造氏、宇田川拓也氏

『このミス』大賞作家 基礎研究

 『このミス』大賞作家とは、『このミステリーがすごい!』大賞で大賞、優秀賞、隠し玉、特別奨励賞(分類としては隠し玉に分類しています)でデビューされた作家のことです。
 読者賞は第7回まで実施されていましたが、上記の賞と複合しますので統合しています。第1回の銀賞は大賞としています。

1 総作家数 56人。大賞 21人。優秀賞 18人。隠し玉 17人。

 大賞より優秀賞のが受賞者が少ないのです。大賞は毎回必ず受賞作があり、複数受賞も今まで6回あります。優秀賞も複数受賞は6回ありますが、受賞作なしが3回あります。隠し玉は第10回の時に一挙に4名デビューしました。複数デビューも多いので、いずれは最多勢力になりそうです。
 ※第14回で優秀賞を抜きました。どうなる優秀賞(笑)。第15回で暫定的に優秀賞が隠し玉より多くなりました。がんばれ優秀賞!
 最もデビューした人数が多いのが第10回の6人で、少ないのが第2、3、4回の2人です。平均デビュー数は3.8人です。公募の新人賞としては多めと思います。

2 性別 男性41人。女性12人。女性の比率は21.8%。

 各賞別では、大賞は男性16人。女性5人。優秀賞は男性16人、女性2人。隠し玉は男性10人、女性5人。
 圧倒的に男性が多いです。特に優秀賞は女性1人です(第13回の辻堂ゆめさんが初めてです)。第15回で2人になりました。
 ※第13回大賞の降田天さんは女性二人組ですが、1人としてカウントしています。
 ※第14回の隠し玉 のお二方は、まだ性別不明なのでカウントしておりません。

3 年齢 受賞時の平均年齢 36.7歳。現在の平均年齢 43.4歳。

 最年少受賞は第4回の水田美意子さんの12歳です。最年長受賞は57歳です。現在の最年少は第4回の水田美意子さんと第13回の辻堂ゆめさんのお二方(お二人方とも1992年生まれです)。最年長は第1回の式田ティエンさんです。
 生まれ年で多いのは1969年の5名(ハセベバクシンオーさん、七尾与史さん、梶永正史さん、神家正成、柏木伸介さん)。続いて1972年の4名(伽古屋圭市さん、高橋由太さん、堀内公太郎さん、城山真一さん)、1975年の4名(深町秋生さん、桂修司さん、山下貴光さん、佐藤青南さん)です。
 1971、1973、1979、1981、1988年が3名です。
 ※受賞時の平均年齢は、各年の10/1基準で計算しています。現在の平均年齢は2016/10/1基準です。生年月日は非公開の方もいます。

4 出身地 東京都 5名。千葉、神奈川、愛知、京都、大阪、香川県 3名。

 圧倒的に東京都が多いです。香川県(山下貴光さん、柊サナカさん、降田天さんの鮎川颯さん)は『このミス』大賞県なのでしょうか? 人口比で考えると非常に多いです。
 地域別ですと北海道、2名。東北、4名。関東、15名、東海、7名。関西、9名。中国、2名、四国、5名。九州、6名。北陸、1名。台湾、1名です。出身者がいないのが沖縄ですね。
 ※出身地は非公開の方もいます。