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第13回『このミステリーがすごい!』大賞、優秀賞を受賞。神家正成のウェブサイトです。

『深山の桜』、『七四』おまけ掌編プレゼント中です!

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七四(ナナヨン)Nanayon

七四(ナナヨン)表紙

2016年9月24日 単行本発売予定 宝島社

74式戦車

 74式戦車 画像出典:陸上自衛隊HPより(http://www.mod.go.jp/gsdf/

 ナナヨンとは、陸上自衛隊の74式戦車の愛称のことです。陸上自衛隊の戦車は制式採用された西暦年数の下2桁で呼ばれています。61式戦車はロクイチ、90式戦車はキュウマル、10式戦車はヒトマル。陸上自衛隊では数字の読み間違いを防ぐため、少し変わった読み方をします。0をマル、1をヒト、2をニイ(海上自衛隊はフタ)、3をサン、4をヨン、5をゴウ、6をロク、7をナナ、8をハチ、9をキュウと読みます。時刻の読み方は、午前8時30分ならば、0830――まるはちさんまる。午後11時46分なら2346――にいさんよんろく、とのように。私の小説の中でもそのように読んでいます。

 そのナナヨンの中で死体が見つかる――それが物語の始まりです。単なる自殺と思われた事件と思われたが、内部からの告発により、殺人の可能性があるという……。完全密室である74式戦車(ナナヨン)の車内で見つかった遺体。自殺したと思われる人間の執務席の内線電話機から、自殺ではなく殺人との内部告発が中央警務隊に掛かってきます。
 主人公の一人は中央警務隊の若き女性警務官、甲斐和美3等陸尉。防衛大学校を卒業して任官3年目の若い幹部自衛官です。
 中央警務隊は、自衛隊内の犯罪の捜査、及び被疑者の逮捕を行う部署です。中央警務隊隊長の大曽根1等陸佐からの捜査命令を受け、甲斐は静岡県にある事件の現場の富士駐屯地に向かいます。駐屯地にある128地区警務隊の捜査に協力する中、不可思議な出来事が起こります。
 
 甲斐の上官は『深山の桜』でも出てきた植木礼三郎3等陸佐。実は甲斐も前作『深山の桜』に少しだけ出てきています。
 舞台は『深山の桜』から1年後の2015年3月。作中世界は同一です。『深山の桜』の登場人物も何人か出てきます。

 もう一人の主人公は、元自衛官のおっさん坂本孝浩。零細のソフトウェア開発会社の社長です。取引先から大型の受注契約の解除を、突然言い渡されて倒産の危機にひんします。何とか回避すべく契約解除の理由を探り奮闘していきます。
 そんな二人が富士学校で出会い、事件の真相に迫ります。

 ミリタリー捜査サスペンスです。本邦初(!?)と思われる戦車密室ミステリー、相次ぐ10式戦車の謎の事故の原因は、自衛隊の警察である警務隊、自殺か他殺か、若き女性警務官の悩みと過去、元自衛官の過去と苦悩、15歳の自衛官、18歳の機甲生徒、合気道アクション、植木大活躍(笑)、戦車場面、戦闘場面などなど、最初から最後までノンストップで走り抜けます。

 二重の密室ミステリー、血湧き肉躍る冒険小説、ハードボイルド、多くの要素が例によって(笑)てんこ盛りです。『深山の桜』よりエンターテインメントに徹しました。単行本で少し高いですが、楽しんでいただけると信じています。販売促進のプロモーションも行います。おまけの掌編など作成しますので楽しみにしてください!

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