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第13回『このミステリーがすごい!』大賞、優秀賞を受賞して作家デビューをした神家正成のウェブサイトです。

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日々雑記BLOG

過去の日記

 新人賞を受賞してデビューした半熟新米作家が、本物の作家になるために悪戦苦闘する日々の呟きです。Twitterのまとめも多いです。

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2021年 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2022年 1月2月3月

2015年4月の日記

01日 週間ベストセラー4位
02日 『このミス』大賞応募締め切りまで2か月
08日 地元、柏の書店開拓
09日 初めての取材。富士学校訪問
10日 「吉川英治賞」贈呈式
12日 『深山の桜』テレビデビュー、自衛隊用語辞典更新
13日 ウェブサイト、アクセス解析
14日 小説新人賞応募作品のいろいろ問題点について
18日 サイン本と協力店舗様のご紹介
23日 ミステリーの書き方特別編作家対談、安彦良和書店

2015年4月1日  週間ベストセラー4位

 4月1日になり、エゴサーチ(笑)をしたところ、驚いて呟きました。

 八重洲ブックセンター本店様@yaesu_hontenの先週の総合ベストセラー(3月22日~28日)で『深山の桜』がなんと4位に入っています! 
 なぜなのでしょう? 週刊文春のミステリーレビュー効果なのでしょうか。ありがとうございます!
 あ、エイプリールフールじゃありませんよ(笑)。

 今日4/1はエイプリールフールですが、実は『深山の桜』の主人公の一人、亀尾准陸尉の誕生日でもあります。南スーダンでの任務終了後、ちょうど一年前の今日が、彼の自衛隊生活最後の日、定年退官日でした。果たして、彼は無事にその日を迎えられたのか?
 結末はぜひ『深山の桜』でご確認ください!

八重洲ブックセンター本店様

 八重洲ブックセンター本店で、実際の写真を撮るのを忘れてしまいました。残念!

2015年4月2日  『このミス』大賞応募締め切りまで2か月

 一年前を思い出し、呟きました。

 いつも月末は、なぜか急かされる気持ちになり、訳もなく焦ります。1月末の乱歩賞、5月末の『このミス』大賞など各種公募の新人賞の締め切りが月末だから でしょう。ぎりぎりまで推敲するタイプだったので、応募はいつも締切日の23時前後に郵便局のゆうゆう窓口に駆け込んで応募していました。
 応募後の虚脱した感覚が嫌いではなかったです。家に帰り軽く祝杯を挙げ、次の応募のプロットに取り掛かるという流れでした。小説新人賞の応募はある意味孤 独な作業です。でも正しい努力を続けていれば必ず実ります。私も疑念に囚われ迷った時期もありました。受賞は、続けるか続けないかの差だけです。
 第14回『このミス』大賞締切まで2か月を切りました(59日)。既に原稿に取り掛かっている方、応募を検討している方、頑張ってください。まだ十分時間 はあります。私も実際に執筆に入ったのはGWからでした。人事を尽くして天命を待つ。来年の授賞式で皆様にお会いできるのを楽しみにしています!

 ベタな言い方ですが、受賞できるかできないかは、突き詰めて考えれば、挑戦を続けるか続けないかです。長編の執筆は大変ですが、1作仕上げるごとに必ず力が付きます。
 今年の『このミス』大賞への応募を検討されている皆様、まだ、間に合います!
 来年の授賞式でお目にかかれるのを楽しみにしています!

2015年4月8日  地元、柏の書店開拓

 気圧の変化か(笑)、幾日か少し落ち込んでいました。

 本日千葉と東京は冬に戻ったかのような冷たい雨です。風もあり桜もだいぶ散ってしまいました。そんな中、駅には真新しい学生服を誇らしげに着ている一団が 目立ちました。希望と喜びに溢れた顔でした。思い通りにならず、最近しかめっ面ばかりしていた自分を反省しました。良き出会いに恵まれますよう!
『深山の桜』の発売から1か月が過ぎました。もう自分のできることはないのですが、評判やら反応やら売上などはどうしても気になります(笑)。次回作に集 中すべきなのですが、自分の心をコントロールするのは難しいですね。今週の後半は有休を取り、明日は初めての取材です。ちょっと緊張しています。
 静岡県の富士山の麓にある富士学校に取材に行きます。富士学校に足を踏み入れるのは実に25年ぶりです。青春の一時を過ごした懐かしい場所です。次回作のアイデアを沢山仕入れてこようと思います。
 金曜日には「吉川英治賞」の授賞式にお邪魔します。多くの方と出会えるのを楽しみにしています!

 気を取り直し、地元、柏の気になっている書店を訪問して呟きました。

 本日、地元柏の「オークスブックセンター南柏店www.e-hon.ne.jp/」様にお伺いしてご挨拶しました。おまけ掌編の小冊子(サイン付き)を置いていただいています。入ってすぐの本屋大賞コーナーの横に『深山の桜』は展示されています。お近くの方は、ぜひご確認ください!

 また、下記店舗様でも製本した小冊子にサインと手作り落款を押した物を配布しています。お近くの方はぜひ下記店舗様でお買い求めください。
・高砂屋PAPA上尾店様(埼玉県上尾市)@takasagoya_papa
・ブックランドあきば高島店様(岡山県岡山市)@bookland_akiba
・文教堂R412店様(神奈川県厚木市)@bunkyoudor412
・八重洲ブックセンター本店様(東京都中央区)@yaesu_honten
・くまざわ書店下関店様(山口県下関市)
販促品として「深山の桜」の掌編を置いていただける書店様を募集しております。
お気軽にご連絡ください!

 書店は2階にあるのですが、1階のカスミというスーパーをよく利用しています。なぜか『深山の桜』が目立つ場所に陳列されていたので、気になっていました。
 柏近郊の書店様、地元柏の作家です。よろしくお願いします!
 ご用命があればお気軽にご連絡ください。すぐお伺いします。

2015年4月9日  初めての取材。富士学校訪問

 次回作も自衛隊が舞台の作品を考えています。プロットを提出して宝島社の編集部とやり取りをしているのですが、如何せん、自衛隊を依願退職後、25年経っています。『深山の桜』は過去の記憶と想像力、防衛省、各駐屯地のウェブサイトなどで何とか書き上げましたが、やはり取材の必要性を強く感じていました。
 幸いにも『深山の桜』を献本した自衛隊生徒(少年工科学校)の先輩の軍事アナリストの小川和久さんが、富士学校の方を紹介してくださいました。有り難いことです。日程を調整してお伺いすることになり呟きました。

 桜の散る季節になると、柏からは余程条件がよくないと富士山は見えません。でも本日は問題なし。これから富士山の裾野にある陸自の富士学校に取材に行くからです。標高830mにある学校です。寒そう。

 富士学校(ウエブサイトWiki)とは陸上自衛隊の学校です。普通科、特科、機甲科(これらは戦闘職種と呼ばれ、有事の際には最前線で戦う部隊です)の幹部、陸曹への教育を行っています。毎年、秋に多くの来賓を招いて富士山の裾野で富士総合火力演習が実施されますが、担当するのは、富士学校所属の普通科教導連隊や特科教導隊、戦車教導隊から編成される富士教導団です。

 小川さんに紹介していただいた富士学校のH1等陸佐も少年工科学校の先輩でした。少年工科学校から防衛大学校に進まれた大変優秀な方です。防衛省の陸上幕僚監部広報室での勤務経験もあり、作家ともお付き合いされたことがあり、大変貴重なアドバイスや情報を頂きました。
 富士学校の広報班、富士学校長、副校長への表敬訪問(もっともこちらは同じ日に来られた小川さんのお陰で、私も添え物のように参加することができたのです)、機甲科部生徒班(25年前に9か月過ごしたところです)への紹介。新米作家へ身に余るような対応をしていただきました。富士学校長の武内陸将に『深山の桜』を献本することもできました。副校長の山本陸将補は既に『深山の桜』を読んでおられたそうです。まことにありがとうございます。
 その後、小川さんとH1佐と食事を頂きました。会話の節々から創作のネタを多数頂きました。話をお伺いしながら想像力がとても刺激されました。大変貴重な機会をでした。小説に書ける内容と書けない(書いてはいけない)内容がありますので、留意しながら次回作に生かします。
 お二方、今後ともよろしくお願いいたします! 不肖の後輩ですが、頑張りますので、温かく見守ってください。

 そのまま帰る予定でしたが、同期の顔を見たら懐かしさで胸が一杯になり、一献酌み交わすことになりました。10代後半の気持ちに戻り、素晴らしい時間を過ごしました。単身赴任の同期の家に転がり込み泊まり、翌日家に帰り呟きました。

 次回作の取材のため、静岡県にある富士学校に行ってきました。雄大な富士山の姿を間近に見られる場所です。25年前に、青春の一時を過ごした場所で、変わっていない物も多く、懐かしい想いで胸が一杯になりました。近くの神社では桜が咲いていました。 pic.twitter.com/zNjI80Ahfc
 今回の取材は、自衛隊生徒の先輩でもあり軍事アナリストの小川和久さんの紹介で実現しました。お目にかかることもでき嬉しかったです。富士学校でも自衛隊 生徒の先輩が対応してくださり、富士学校長の武内陸将に『深山の桜』を献本することができました。関係者の皆様、まことにありがとうございました。
 次回作には戦車を登場させたいと考えています。写真は最新鋭の10式戦車(ヒトマル)です。右には懐かしい61式戦車も見えます。久し振りの戦車の匂いに想像力が刺激され、多くの構想が生まれてきました。次回作も自衛隊が舞台です。ご期待ください! pic.twitter.com/kApthMxFOy

富士学校

富士学校桜

ヒトマル

 同期との懐かしく不思議な一時を思い出し呟きました。

 先日の取材でとても嬉しかったことは、25年ぶりに少年工科学校(機甲生徒)の同期と再会できたことです。「貴様と俺とは~同期の桜~」という軍歌がある くらい『同期』というのは自衛隊でも特別な存在です。依願退職後、私自身、自衛隊を辞めたという負い目があり、同期とも疎遠になっていました。
 今回も富士学校訪問に際して連絡するかしないか、迷ったのですが、粋な先輩の計らいにより再会することができました。会った瞬間不思議なもので、「俺」、 「お前」の関係に一瞬にして戻れました。「作家ってなんだよ~このやろう」とからかわれましたが、早速『深山の桜』を読んでくれるそうです。
 正直、自衛隊への熱い想いが詰まった著作を、同期という特別な存在に読まれるのは恥ずかしいです。辛いこと悲しいこと苦しいことを共に経験し、阿呆なこと 恥ずかしいことを一緒に多くしました。10代後半という貴重な青春の一時を涙と汗で一緒に過ごした同期は、親や妻よりも自分のことを知っています。

 酒を酌み交わしながら、思い出話に花を咲かせました。みんな、偉くなり自衛隊の中枢を支える隊員として、見事に任務に邁進しているようです。結婚し子供もいて、みな、悩みながらも与えられた場所で花を咲かせていました。
自衛隊を辞めた自分が何をできるのか、自分の為すべきことを強く想いました。
 しかし強烈に悲しい知らせも聞きました。少年工科学校の自分の同期生は250名ほどいますが、既に何人も殉職者がいます。今回生徒卒業後、航空学生に進み 空自戦闘機パイロットになった同期の殉職の話を聞きました。10年以上前の話です。海への墜落なので遺体は見つからず、棺桶は空だったそうです。
 知りませんでした……。そいつは私のベッドの隣の奴で、勉学でも運動でも競い合ったライバルでした。いくら同期と疎遠になっていたからといっても、そんな特別な奴の死を知らなかった自分を許せません。痛恨です。情けない!
 Nよ、すまんかった。許してくれとは言わない。俺の生き方を見ていてくれ!

 身が引き締まります。恥ずかしくない人生を――歩まねば。

2015年4月10日  「吉川英治賞」贈呈式

 『このミス』大賞の最終選考委員の香山二三郎さんのお誘いで、帝国ホテルで行われた「吉川英治賞」贈呈式に参加して呟きました。

 昨日は香山二三郎さんのお誘いで帝国ホテルで行われた「吉川英治賞」贈呈式にお伺いしました。文学賞は逢坂剛さん、文学新人賞は西條奈加さん、文化賞は遠藤尚次さん、野口義弘さん、日置英剛さん、日吉フミコさん。皆様、おめでとうございました。 pic.twitter.com/cg1i2WBCAi
 逢坂さんは上品なダブルスーツ、西條さんは華やかな着物姿でした。選考委員や受賞者の方の挨拶を聞きながら、愚直に一つのことに邁進する大切さを感じまし た。祝賀パーティーでは場に少し慣れ、食事ができるようになりました。側であこがれの浅田次郎さんがタバコを吸われていました。挨拶したかった!
 逢坂さん側の二次会での円卓の向かい側には、東野圭吾さん、池井戸潤さんがおられました。軍で例えれば、私はペーペーの二等兵で、彼らは将官クラスです。 場違い感で息が詰まりました。錚々たる作家の方の素晴らしい挨拶を聞きながら、なぜか心がへこみました。愚直に今できることをするしかありません。

吉川英治賞

吉川英治賞

吉川英治賞

吉川英治賞」とは公益財団法人、吉川英治国民文化振興会が主催し、講談社が後援している3つの賞のことです。既存のベテラン作家が対象の吉川英治文学賞(ウェブサイトWiki)、既存の新人・中堅作家が対象の吉川英治文学新人賞(ウェブサイトWiki)、日本の文化活動に著しく貢献した人物・並びにグループに対して贈呈される吉川英治文化賞(ウェブサイトWiki)の三賞のことです。
 来年から新たに、シリーズものの大衆文学を顕彰する吉川英治文庫賞が新設されるとのことです。
 今回の受賞者は吉川英治文学賞は、逢坂剛さん、吉川英治文学新人賞は西條奈加さん、吉川英治文化賞は遠藤尚次さん、野口義弘さん、日置英剛さん、日吉フミコさん、でした。皆様、おめでとうございました。
 私の歴史好きの原点は吉川英治さんです。父の書棚にあった吉川英治全集を中学校の時に貪るように読みました。ミステリーの賞でデビューしましたが、時代・歴史小説は挑戦したいジャンルです。実はプロットも一つあります。松本清張賞への応募を検討していました。
 私の歴史を巡る旅の原点は、黄河の畔(ほとり)なのです。涼秋の頃、洛陽船を待っています。その物語の世界をいつか必ず紡ぎたいです。

【贈呈式】
 ロビーにて待ち合わせ、クロークにて荷物を預け、会場へ。光文三賞と同じく帝国ホテルの孔雀の間でした。贈呈式と祝賀パーティは別の場所です。椅子に座っての観覧でした。

 式が始まり、各賞の贈呈、選考委員の挨拶、受賞者挨拶、花束贈呈の流れでした。文学賞の選考委員の北方謙三さんは逢坂さんの長年の友人でもあり、ユーモアを交えながら温かい言葉を述べられていました。「描写の中に考証が生きている」という言葉が印象的でした。逢坂さんもウィットに富んだ言葉を返されていました。とにかくお二方とも話がうまいです!
 文学新人賞では、選考委員の伊集院静さんから着物の帯を褒められた西條さんが、瑞々しく受賞の言葉を述べられました。「あのー」という言葉を何度か繰り返されたのが微笑ましかったです。

 文化賞の方は創作とは関係ありませんが、世の中の一隅を照らす活動を続けられている素晴らしい方ばかりでした。まさしく『深山の桜』のような方々です。特にシベリアに抑留された経験をお持ちで、90歳近くになりながらも毎年、戦友の遺骨収集活動をされている遠藤尚次さんの「当たり前のことをしているだけです」という言葉が印象に残っています。

 贈呈式が終わり、すぐ隣の会場で立食パーティーが始まりました。文化賞で招かれておられる方も多く、今までの贈呈式とは少し雰囲気が違いました。贈呈式への参加も3回目で少しは慣れたのか(笑)、帝国ホテルの食事を堪能しました。自衛隊の大先輩の浅田次郎さんがすぐ側でタバコ休憩をされていました。ご挨拶したかったのですが、足が動きませんでした。いつかは著作を読んでいただけるようになりたいです。

 二次会に今回も同行させていただくことにしました。早めに会場に着いたので、香山さんと近くのルノアールでコーヒーを飲みました。小説のタイトルの付け方などの話を伺いました。

【二次会】
 銀座ライオンの5階が会場でした。立食形式ではなく、円卓テーブルが多数置かれた結婚式の披露宴のような雰囲気でした。逢坂さんのお祝いということで、錚々たる大作家の方々がお見えになり祝福の言葉を述べられました。東野圭吾さん、池井戸潤さんが同じテーブルに座られ、もの凄いアウェイ感の中、息を潜めるようにビールと逢坂さんの大好物であるとんかつを口に運びました。
 いつもはケーキでお祝いするようですが、今回はとんかつにローソクという形でお祝いされていました。逢坂さんお勧めの銀座のとんかつ屋さんは「不士」と「とん喜」だそうです。

 浅田次郎さん、志水辰夫さん、藤田宜永さん、今野敏さん、黒川博行さん、佐々木譲さん、伊東潤さん、柚月裕子さんと次々と祝辞を述べられるにつれ、段々と場違いな場所にいると感じ始めました。大将、中将などの将官クラスの会合に、なぜか2等兵が混ざり込んでいるような気持ちになり、落ち着かなくなりました。
 香山さんは用事で先に帰られ、ますます深刻になる状況にいたたまれず大沢在昌さんが来られた辺りで会場を後にしました。雨の中の帰り道、自分の立場というものを、飴をなめるようにぐるぐると頭の中で転がしました。ほろ苦い酔いを感じながら帰宅しました。
 でも、帰りの車中で嬉しい知らせが来ました。こちらも初めての体験です。詳細が決まりましたら後悔ではなく(笑)公開します。禍福は糾える縄の如し、頑張らねば、ねば!

2015年4月12日  『深山の桜』テレビデビュー、自衛隊用語辞典更新

 録画していた先週分のブランチを見て、驚いて呟きました。

 録画して見ていなかった先週の王様のブランチを今日見たのですが、ビックリ!
文芸書ランキングで『深山の桜』が映っていました。偶然ですがテレビデビューです(笑)。八重洲ブックセンター本店のランキングなら本当の4位だったのですがね。残念! pic.twitter.com/rJt6i7qjxr

王様のブランチ

 いつか本当のランキングで紹介されるよう頑張ります(笑)。

 久し振りに日々雑記以外のコンテンツを更新して呟きました。

 日々雑記の更新の勢いのまま、久し振りに自衛隊用語辞典に「先任と最先任」を追加しました。
https://kamiya-masanari.com/JSDF_Word
「深山の桜」の主人公の一人の亀尾は、南スーダン派遣部隊で最先任上級曹長の職に就いています。最先任とは何かについて、簡単ですが説明しています。

 ネタはあるのに時間がなく更新できないと呟いていましたが、言い訳ですね(笑)。やろうと思えばできます。気合いが足らないのです。
 書きながら、自分の初めてで最後の所属中隊の先任を思い出しました。もうすでに定年退官されているはずです。二十歳の生意気盛りの小僧に、多くのことを諭すように教えてくれました。
 当時、部隊着任後からレンジャー課程に行かせてくれと、何度も頼んでいました。体力検定は一級で自信があり、身体を鍛えることに執着していました。自衛官となったのであれば、レンジャー課程を修了し、あこがれのレンジャー徽章を胸に誇りたかったのです。
 写真、左上がレンジャー徽章、右上が体力徽章です(上が制服用、下が戦闘服用)。

レンジャー

 そんな自分に、体力だけではなく精神も強靱でなければレンジャー課程は修了できないと、先任は決して首を縦に振ってくれませんでした。今思えば、自分の内面を正確に洞察していたのでしょう。結局レンジャー課程に行く前に、自衛隊を依願退職しました。
『深山の桜』の主人公の一人、亀尾は最先任という役職です。執筆しながら、あの時の先任の面影が何度も浮かびました。
 今日も全国、津々浦々の先任、最先任は、厳しくも温かい眼差しで多くの隊員を見つめているのでしょう。

2015年4月13日  ウェブサイト、アクセス解析

 2014年10月13日に公式ウェブサイトを公開しました。Google Analytics(グーグル アナリティクス)でアクセス解析をしています。最近のアクセス状況を見て呟きました。

 ウェブサイトはGoogle Analyticsで管理しているのですが、やはりサイト更新した時は訪問者数が増えます。発売後は新規ユーザー数が一定数増えています。小説家にとって ウェブサイトの運営が効果があるのかどうかは未知数ですが、この時代セルフプロデュースは重要だと思っています。
 一番アクセスが多いコンテンツは、やはり日々雑記です。それと同じ程度多いのが自衛隊用語辞典。コンテンツが少ないのにアクセスが多いのは、やはり皆さん 関心があるからでしょうか。あとは読書日記の『このミス』大賞ページですね。作品紹介や韓国辞典はアクセスが少なめです。この辺が課題ですね。
 アクセスの多い地域は福岡、港区、大阪、新宿、横浜という順番です。実はアクセスの40%はスマホからです。一応スマホ対応はしているのですが、見づらい ページが多いかもしれません。対応策を考えねば。検索キーワードで自衛隊関連がちらほらと、SEO対策は全くしていないので、その辺も課題ですね。

 PV数、ユーザ数など、まだまだ少ないウェブサイトですが、誰かが見てくれているという手応えがあるのは、とても励みになります。感想を呟いたりブログに書くという直接目に見える反応は、もちろん悶絶するほど(笑)嬉しいですが、地味なアクセス数も同じように嬉しいです。毎日、就寝前に確認するのが日課です。
 SEO対策などは、ほとんどしておらず、もっぱらTwitterでの告知だけなのですが、『深山の桜』販売後は、検索して来ていただいているお客さんも多くなっています。筆名や作品名だけでなく、自衛隊、『このミス』などのキーワードで辿り着かれる方もいます。

 ウェブサイトを運営している作家はあまりいないと思います。Twitterもそうですが、メリット、デメリット双方あると感じています。「新しい酒は新しい革袋に」などと、もっともらしいことを言ったりしていますが、ようは生き残りをかけた足掻きです。
 ウェブサイトを読んでくださり面白いと思ったら、友人知人の方に紹介してください。そして、拙作『深山の桜』をぜひ手に取ってみてください。新人作家の5年生存率は数%と言われています。皆様の応援と叱咤激励が励みです。期待に応えることができるよう愚直な努力を続けます。

2015年4月14日  小説新人賞応募作品のいろいろ問題点について

 杉江松恋さんの某新人賞の下読みを終えたツイートを見て、呟きました。

杉江松恋さんの4/14のツイート】
 某新人賞の下読み第一段階おしまい。箱の中で落とすものと残すものの仕分けをした。ここから残すものについては順位をつけて、必要に応じて選評を書く。総じて低調。「最後まで読むことはできるが小説としては未完成」なものがほとんどだった。ある特徴を感じたので書いてみる。

 杉江さんの以下のツイートは漫画家のゆうきまさみさんのまとめを見てください。

【それに対する自分の呟き】
 杉江松恋さんの某(A、S?)新人賞のツイート。参考になります。説明、描写、会話。小説の3大要素の中でよく、「説明ではなく描写を」といわれるのですが(自戒の念を込めて。笑)、呟きのようなことなのでしょう。難しい、創作とは奥深い……。
 今となっては恥ずかしいことですが、私も(応募原稿の)最初の一文には凝った……つもりでした。伊坂さんが「ミステリーの書き方」で「書き出しで読者を摑め!」と力説されていたので。
 結果、良かったのか悪かったのかは……分かりません(笑)。

 杉江さんのツイートに触発され、鈴木輝一郎さんも言及され(まとめ)、編集者のK島さん、書評家の膳所善造さんもツイートされ、Twitterのタイムラインが至言金言だらけになり、それぞれに反応して呟きました。

 書店ガールの放送の最中に、投稿おやじに役立つ有り難いツイートが多数流れています。読んでいて、なるほどと思うのですが、半熟新米作家が本当に理解でき ているかどうかは不明です。しかし、まずは知識として知っていなければ、意識して実戦できないので、何度も噛みしめて読みます、そして書きます! 

 @blue_airship 杉江さんのように具体例で説明されるとなるほど、と思うのですが、実際に執筆に入ると忘れてしまっている、まだそのようなレベルです。意識しながら何度も書く、そして批評してもらう、小説執筆もスポーツと同じく正しい努力と繰り返しが大切なのですね。まだまだです。
 描写……難しい話です。自然にできる方もいると思いますが、私は暗中模索中です。今は説明と描写の使い分けを意識しながら、好きな作家の模写をしています。理想の野球選手のフォームを真似しようとしています。でも時々コーチの助言が欲しくなります twitter.com/blue_airship/

 ギクリとするツイートです(笑)。意識しないと易きに流れるのです。怒った、泣いた、喜んだ。などの安易な動詞を使わずに、行動で描写をする。多くの小説指南書に書かれていることです。が、実戦するのは難しい。著作を見返しながらため息が零れます twitter.com/ZEZEZENZO/

 Twitterの素晴らしさを実感した夜でした。

2015年4月18日  サイン本と協力店舗様のご紹介

 三省堂書店有楽町店様でサイン本を作成して呟きました。おまけの掌編も置いていただいています。

 昨日、三省堂書店有楽町店様@yrakch_sanseidoで『深山の桜』のサイン本を作らせていただきました。おまけの小冊子も一緒に配布していただいています。お近くにお寄りの際はぜひ、お立ち寄りください。『このミス』大賞を応援してくださっている書店様です。よろしくお願いいたします!

 三省堂書店有楽町店様で『深山の桜』をご購入頂くと、サインとおまけ掌編の小冊子付きです。掌編は2編で、読後に読んでいただくと楽しめます。「アフリカの桜」と「エアメール」という掌編です。表紙の謎(なぜアフリカに桜が?)と後日譚です。 twitter.com/yrakch_sanseid/

三省堂書店有楽町店様のツイート】
 このミスの神家正成さんに『深山の桜』サイン本作っていただきました! 掌編が読める小冊子をいただいたので、バチっと封入しておきました!

 有楽町三省堂書店様

 帰りには、地元柏駅西口の浅野書店様にお伺いして、文芸担当の書店員様にご挨拶しました。おまけの掌編を置いていただけることになり、呟きました。

 地元、柏、柏駅東口、スカイプラザ地下1階の浅野書店様@asanoshoten2で『深山の桜』ご購入のお客様には、無料のおまけ小冊子を配布していただいています。柏近郊の方はぜひお立ち寄りご確認ください。実は文房具も充実しているお店です! pic.twitter.com/BUUxM4heu9

 浅野書店様

 浅野書店様

 エンド平台の平積み、今、気付きましたが、あこがれの浅田次郎さんの隣ではないですか! 感謝感激です。浅野書店様は、地元、柏の柏駅東口、スカイプラザ(上階はビックカメラです)の地下1階にあるのですが、同じフロアにミスタードーナツやクッキー屋さんがあり、食欲をそそる甘い匂いがいつもしています。誘惑の多い書店様です(笑)。

深山の桜』の読後に楽しんでいただける、おまけの掌編が2編収録されている小冊子の配布に、ご協力いただいている書店様を再度、整理して呟きました。

 『深山の桜』の読後にもう一度楽しめる無償の小冊子を、下記店舗様で配布中です。お近くの方はぜひ下記店舗様でお買い求めください。
・ブックランドあきば高島店様(岡山県岡山市)@bookland_akiba
・八重洲ブックセンター本店様(東京都中央区)@yaesu_honten
・文教堂R412店様(神奈川県厚木市)@bunkyoudor412
・くまざわ書店下関店様(山口県下関市)
・オークスブックセンター南柏店様(千葉県柏市)
・三省堂書店有楽町店様(東京都千代田区)@yrakch_sanseido
・浅野書店様(千葉県柏市)@asanoshoten2

『深山の桜』のご愛読、まことにありがとうございます。
ウェブサイトにて、読後にさらに楽しめる、おまけの掌編を配布しています。ご希望の方は下記アドレスの簡単なアンケートをご記入ください。折り返しメールにてPDFファイルでお送りします。
kamiya-masanari.com/contact.html

 お近くの皆様は、ぜひ上記店舗様で『深山の桜』をご購入ください!

2015年4月23日  ミステリーの書き方特別編作家対談、安彦良和書店

 池袋コミュニティ・カレッジにて行われた杉江松恋さんの「ミステリーの書き方特別編作家対談」の講座を受講して呟きました。

 4/23日、池袋コミュニティ・カレッジにて行われた杉江松恋さん@from41tohomaniaの「ミステリーの書き方特別編作家対談」の講座を受講しました。ゲストは『このミス』大賞作家の岡崎琢磨さん@okazakitakuma。友井羊さん@tomoihitsujiも来られていました。
 杉江さんと岡崎さんの対談形式だったのですが、打ち合わせをしていないのに、お二方とも話がとても上手く淀みなかったです。後ろめたいロックの話(笑)か ら始まり、投稿時代の話、どのように自分の特性を判断したか、謎の配置、シリーズ物の書き方、心情に注目してしまう、など興味深い話ばかりでした。
 中でも印象に残ったのは、「投稿時代はがむしゃらに書きまくった。自分を追い込み必死に書き、必ず書き上げて応募した」という話でした。やはり小説の鍛錬 は物語を書き上げること、と再度実感しました。長編でも短編でも書き上げただけ必ず成長し、何かが残る。書き続けることの大切さを痛感しました。

 あと岡崎さん、イケメンな上に話し上手。杉江さんが聞き上手なのもあると思いますが、語りも素晴らしいです。数年後、大講堂で大観衆を前に講演している姿 が目に浮かびます(笑)。でも、結果を出した人は、必ず地道な努力を続けているのだなと痛感しました。私のお勧めは「葉桜のタイムカプセル」です。

 あっという間の1時間半でした。

 講座受講の前に、楽しみにしていた書店に行き、呟きました。

 先日、ジュンク堂書店池袋本店にて開催中の「安彦良和書店」www.junkudo.co.jp/mj/store/
にお邪魔してきました。 素晴らしい企画です!
 何時間いても飽きません。将来の野望の一つが、安彦さんによる自著の漫画化である(笑)私にとって夢のような場所でした。特製のしおりも貰えます。
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』を始め、『王道の狗』、『虹色のトロツキー』などの近現代史物と、『ナムジ』、『神武』などの神代物。そして、現在好評連載中の両時代が含まれる『天の血脈』などがずらりと。ああ、愛蔵版、全部欲しい! pic.twitter.com/qgKvX1fmac

 安彦良和書店

 安彦良和書店

 さらに素晴らしいのは、安彦さんお勧め小説などのコーナー。司馬遼太郎さんの『坂の上の雲』、浅田次郎さんの『蒼穹の昴』シリーズなどが。
 将来この時代の歴史大河小説(笑)を執筆しようと強く決意している自分にとって、参考になる物ばかりでした。 pic.twitter.com/tZsNuaB9yK

 安彦良和書店

 安彦良和書店

 本棚の上の原画、それぞれのコメント、すべてが素晴らしいです。写真は撮りませんでしたが、お勧めコミックコーナーもありました。ちなみにこの「安彦良和書店」のコーナーのみ写真撮影可能です。
 既読の本を見て、同じ感動を味わったのかと想像したり、未読の本を見て、これはぜひ読まねばと思ったり、小さなスペースですが無限の宇宙のような空間でした。10月までの開催とのことです。イベントもあるようなので要チェックです。皆さん!

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