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第13回『このミステリーがすごい!』大賞、優秀賞を受賞して作家デビューをした神家正成のウェブサイトです。

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日々雑記BLOG

過去の日記

 新人賞を受賞してデビューした半熟新米作家が、本物の作家になるために悪戦苦闘する日々の呟きです。Twitterのまとめも多いです。

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2022年 1月2月3月

2016年6月の日記

01日 東京スポーツでコメントしました
05日 凜々しい後輩たち
07日 創作方法 プロットに関して
10日 第14回『このミス』大賞、隠し玉のご案内
12日 次回作のタイトルについて
14日 「了解」という言葉
17日 昔の自衛隊の書籍とランキング
24日 山本周五郎賞などの贈呈式
25日 小説修行 伊坂幸太郎さん「太陽のシール」
27日 『このミス』大賞、優秀賞の憂鬱
29日 書かぬが花
30日 再度、凜々しい後輩たち

2016年6月1日  凜々しい後輩たち

 朝日新聞の後輩の記事を見て呟きました。

 後輩たちの凜々しい姿。『深山の桜』にも書きましたが、15歳の時に初めて64式小銃を手にした日のことは、はっきりと覚えています。冷たい重さが心に響きました。写真の生徒はハーフなんですね。感慨深いです。
 いま自衛官を志す:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/

2016年6月5日  東京スポーツでコメントしました

 北海道の事件について東京スポーツでコメントして呟きました。

 北海道で行方不明になっていた男の子の件で、東京スポーツに元自衛官としてコメントしました。無事に発見され何よりでした。捜索に当たられた皆様も胸を撫で下ろしたことでしょう。お疲れ様でした。
 大和くん奇跡の生還生んだ体力と知力
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/

 コメントしたように自衛隊の演習場は広大で基本的には何もありません。訓練に必要なものは駐屯地で管理して都度持って行きますし、演習で使った空薬莢すら数を数えてきっちりと持ち帰ります(米軍などはそのままです)。まあ一応立入禁止の表示はしていますが、演習中以外は入っても危険はありません。

2016年6月7日  創作方法 プロットに関して

 プロットに関して、木下昌輝さんの呟きに便乗して呟きました。

 時代歴史小説界の輝ける新星、木下昌輝さんのオール讀物新人賞受賞作『宇喜多の捨て嫁』のプロットです。いやあ、とても興味深いです。物語の創作方法は作家の数だけあると分かっていても、他の方がどのように作られるのかは、とても興味があります。
twitter.com/musketeers10/

 今、3作目の構想を練っていますが、どうすれば構想段階から深い物語を紡ぐことができるか試行錯誤の真っ只中です。恥ずかしながら参考までに私の『深山の桜』の構想の一部を。A4の紙に書き込みました。別にエクセルで年表や相関表を作りました。
pic.twitter.com/HZqrLONkHh

『深山の桜』プロット

『深山の桜』プロット

『深山の桜』プロット

『深山の桜』プロット

 今見ると執筆していて結構変わっていますね。実際に書き始めると流れが変わることが、私は多いです。他の作家の方はどうなのか興味津々で、聞ける時は聞くのですが、何だか恥ずかしくて遠慮してしまいます(笑)。朝まで創作方法について聞いてもたぶん飽きません。まあ方法論より実戦、はよ書け自分!

2016年6月10日  第14回『このミス』大賞、隠し玉のご案内

 今年の『このミス』大賞、隠し玉を見つけて呟きました。

 第15回『このミス』大賞、今年も無事に隠し玉が2作出る模様です。才羽楽さんの『カササギの計略』と枝松蛍さんの『何様ですか?』。内容紹介によれば白と黒のどんでん返しのようです。楽しみです!
amzn.to/1UiCGKS
amzn.to/1TXLwKp

 ちなみに『このミス』大賞では、「隠し球」ではなく「隠し玉」です。結構、間違った表記を見かけます。みなさんお気を付けください!

2016年6月12日  次回作のタイトルについて

 次回作のタイトルについて呟きました。

 次回作のタイトルを考えています。私は物語が終わってからタイトルが浮かぶタイプなのですが、今回暫定的に考えたタイトルを、よりよい物にするために考え直しています。『深山の桜』の時は最後の一文を書いた瞬間にタイトルが降りてきました。タイトル変更することなく出版できて本当に嬉しかったです。

 小説においてタイトルは重要です。特に現在の出版状況では訴求力のある分かりやすいタイトルが求められます。私の理想のタイトルは、物語を読み終わった後、タイトルを見て、なるほどと心に響き深く残るものです。原稿の見直しをしながら、この物語にはどんなタイトルが相応しいのか試行錯誤しています。
 物語を濃縮したような心に響くタイトルが、ぱっと浮かべば苦労はないのですが。今は検索対策も必要事項ですし(笑)。とにかく物語の登場人物たちの熱意に想いに負けない立派で強いタイトルを贈ってあげたいです。娘が生まれる前、名付けに悩みながらも期待に胸を躍らせていた昔を、ふと思い出しました。

2016年6月14日  「了解」という言葉

「了解」という言葉に関してのリツイートを見て呟きました。

 ちなみに自衛隊では、階級が上位者に対しても「了解」で答えます。了解であります、などと言うよりは単に「了解」で済ますことが多いです。軍隊内の受け答えは明瞭簡潔であることが望まれるからです。特に無線通信の場合はできる限り言葉を短くします。
twitter.com/IIMA_Hiroaki/

2016年6月17日  昔の自衛隊の書籍とランキング

 懐かしい昔の自衛隊の書籍を見て呟きました。

 おお、何とも懐かしい本です。確か実家にあるはず。表紙の左側は61式戦車(ロクイチ)、当時は最新鋭の戦車でした。私の乗った初めての戦車で、免許もロクイチで取りました。変速がとても大変な戦車です。その辺りはちょろっと次回作に書きました!
twitter.com/naohikoKITAHAR/

『このミス』大賞先輩の佐藤青南さんの呟きを見て、びっくりしながら呟きました。

『このミス』大賞先輩作家の佐藤青南さんの呟きで、あゆみブックス平和台店様にて『深山の桜』が文庫ランキングに入っていることを知りました。ありがとうございます。発売から三か月過ぎてのランキングはとても嬉しいです。しかし何でだろう(笑)。
twitter.com/AyumiBooks_Hei/

2016年6月24日  山本周五郎賞などの贈呈式

『このミス』大賞の最終選考委員の香山二三郎さんのお誘いで、山本周五郎賞などの贈呈式に参加して呟きました。

 昨日はホテルオークラにて行われた、山本周五郎賞『ユートピア』湊かなえさん、三島由紀夫賞『伯爵夫人』蓮實重彦さん、川端康成文学賞「生鮮てるてる坊主」山田詠美さん、の贈呈式にお邪魔してきました。話題になっていたので報道陣も多かったです。
pic.twitter.com/amIXyADUMk

2016年山本周五郎賞

2016年山本周五郎賞

2016年山本周五郎賞

 湊さんは文学賞の報道の在り方について、一言述べられました。文学賞はおまつりだそうです。私も見学者ではなく、いつかは参加者になりたいですね。話題になっていた蓮實さんは、用意してこられた文を「しめやかに」読まれました。山田さんは「書かぬが花」という言葉で表現者のさがを語られました。

 旧知の方、新しい編集者の方にご挨拶でき、有意義な一時を過ごしました。贈呈式に参加するのは自分なりに考えた営業活動の一環です。ただ作家の本分は面白い物語を書くことです。決して遊んでいるわけではないのですが、華やかな場では自分の思いどおりに進まないもどかしさと忸怩たる思いを感じます。

 湊さんに挨拶するための編集者の長蛇の列を、暢気に椅子に座ってキーマカレーを食べながら見ていて、ため息をつきました。ある意味、贈呈式は他者のお祭りで自分が主人公ではありません。評価というものは時として(常に)残酷です。特に作家は販売部数としてそれが明確に出ます。逃れられない現実です。
 自身の次回作の出版まで1年以上、間が開いてしまい焦る日々の中、知り合いの作家の方の新刊案内や重版の呟きをリツイートしながら、ああ、俺は何をやっているんだ。情けない……と、正直思う時があります。今ある現実は自分の選択と行ってきた結果に因るものであり、誰のせいでもなく自らの責任です。
 ただやはり夜中に突然起き上がり、心臓を掴まれるような不安に襲われる時には、何かに祈りたくなります。作家の不安は書くことによってでしか解決されません。孤独な作業です。だからこそ、読者の方の声援は心に染み入ります。秋には、ようやく次回作を出せます。まだまだこれからです。頑張ります!!

2016年6月25日  小説修行 伊坂幸太郎さん「太陽のシール」

 小説修行の書き(打ち)写しを終えて呟きました。

 小説修行の打ち写し、終了。今回は伊坂幸太郎さん『終末のフール』(集英社文庫)より「太陽のシール」。3年後に小惑星が地球にぶつかるという特異な設定の短編集。同じマンションが舞台となっており、少しずつ登場人物が交わるのが味わい深いです。生と死を主題としながらも軽快な伊坂節の作品です。
「太陽のシール」の簡単なデータと感想。原稿用紙換算59枚。総文字数19942。711文。313段落。平均文長28文字(これは長め)。平均句読点間隔11文字(少ないです。伊坂さんの特徴の一つ)。文字使用率、漢字29%(これも少なめ)。カタカナ4%(一太郎より)。僕の一人称視点。

 1文は長めだが、句読点が多く、漢字も少なめ。これが伊坂さんの読みやすさの秘密なのかもしれません。ちなみに福井晴敏さんの1文は40前後(笑)、漢字は33%。拙作『深山の桜』は1文23、句読点13、漢字39%。これは横山秀夫さんのデータに近いです。少し漢字を減らしたほうがいいですね。

「太陽のシール」は(人物描写としての)エピソードや小道具の使い方がとてもうまく、ため息が零れます。ラストの締め方も温かくしみじみとしますし、サッカーとオセロがしたくなります。
 新人賞の講評でよく伊坂チックとか言われますが、真似したくなるのも分かります。新人賞では不利ですがね(笑)。

 小説修行の打ち写しも、短編だけですがようやく10作品まできました。ある程度の傾向も見えてきたので、いつかはデータを考察し公開したいと思っています。作家によってくせがあり、説明、描写、会話の比率、漢字の開きなどにも個性が見え面白いです。一番の弊害は短編が書きたくなることです(笑)。

2016年6月27日  『このミス』大賞、優秀賞の憂鬱

 『このミステリーがすごい!』大賞のページを更新して呟きました。

 今回も『このミス』大賞で隠し玉(ちなみに玉です。球ではありません)が発売されます。ウェブサイトの『このミス』大賞研究ページを微妙に更新しました。総作家数53人に。大きなトピックスは隠し玉受賞者数が優秀賞を抜いたこと。優秀賞頑張れ(笑)。
kamiya-masanari.com/Books/KonoMisu

2016年6月29日  書かぬが花

 次回作の打ち合わせの後、呟きました。

 言わぬが花ならぬ書かぬが花、今日も打ち合わせで大切なことを学びました。分かってほしいと思うから付け足したその1文、それがかえって興をそぐことになってしまう。読者を信頼して削ることができるかどうか、それが今の私の課題です。読者の想像力を信じて、書かない不安に打ち勝つ者でありたいです。

2016年6月30日  再度、凜々しい後輩たち

 母校、少年工科学校(現:高等工科学校)の先輩である小川和久さんの呟きを見て、呟きました。

 後輩の快挙! 武運を祈ります。私が在学中もカヌー部、空手部、ラグビー部は練習が厳しいことで有名でした。ちなみに私は合気道部、主将でした。
 次回作の主人公の女性警務官は合気道の遣い手です。バリバリの格闘シーンが出てきます。お楽しみに!
twitter.com/kazuhisa_ogawa/status/

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