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第13回『このミステリーがすごい!』大賞、優秀賞を受賞して作家デビューをした神家正成のウェブサイトです。

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日々雑記BLOG

過去の日記

 新人賞を受賞してデビューした半熟新米作家が、本物の作家になるために悪戦苦闘する日々の呟きです。Twitterのまとめも多いです。

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2016年5月の日記

03日 編集者の眼
15日 自衛隊の付随的任務の一つ「国賓等の輸送」
20日 自衛隊を活かす会のシンポジウム
21日 五月晴れの午後
22日 第10次南スーダン派遣団
23日 日章(旭日章)と桜星
28日 執筆ダイエット
29日 小説修行 浅田次郎さん「闇の花道」
30日 次回作の打ち合わせ
31日 『このミス』大賞締め切り。二年前を想う

2016年5月3日  編集者の眼

 編集者の方のお話を伺って呟きました。

 デビューして何が一番嬉しいかと言えば、作家や編集者の方々の話が聞けることです。投稿応募時代は小説講座に通っていたわけではなく、一人での試行錯誤の繰り返しでした。創作論は作家の数だけあると思いますが、ある程度の基本はあるのだと思っています。また編集者の方の視点は非常に興味深いです。
 先日、編集者の方のお話を伺い、思考が再構築される知的な喜びを感じています。作家とは違うその切り口は新鮮で、非常に刺激を受けました。新たな気付きとして、エンタメには大逆転が必要、発想力のジャンプは高く(失敗を恐れない)、テーマに橋を架ける、キャラクターの性格は行動で表す、などなど。
 貴重な一時でした。知識を自らの血肉とするためには、実戦が必要です。GW、心と体が疲れ切っていましたが、再度気合いが入りました。他者と比べて落ち込 むことも非常にたくさん(笑)ありますが、書くことによってでしか作家の不安は解消できません。大切な執筆時間の取れるこの時期、頑張りますよ!

 作家の視点と編集者の視点は当然違います。どちらもいい物語を作るためには必要なものです。自分では気付かない切り口を見せてくれます。

2016年5月15日  自衛隊の付随的任務の一つ「国賓等の輸送」

 サミット関連のニュースを見て呟きました。

 なぜ自衛隊が? と思われる方もおられるかも知れませんが「国賓等の輸送」は自衛隊の付随的任務の一つです(自衛隊法第8章第100条の5)。面白そうなプロットがいくつか浮かびましたよ!
 サミット参加国の要人輸送部隊が発足 防衛省
http://5.tvasahi.jp/
 ちなみに自衛隊の主たる任務は「防衛出動」のみです。従たる任務は「公共の秩序の維持」と「国際平和活動」です。
 その他に付随的な業務として上記の「国賓などの輸送」以外に、土木工事などの受注、教育訓練の受託、運動競技会に対する協力、南極観測に対する支援、不発弾等の処理などがあります。

 

2016年5月20日  自衛隊を活かす会のシンポジウム

 自衛隊を活かす会のシンポジウムに参加して呟きました。

 参議院議員会館に到着。自衛隊を活かす会のシンポジウム(北朝鮮は脅威なのか どう対応すべきか)に参加してます。お腹が空いてますが、大量のメモで思考を整理中。現実はいろいろ大変ですね。
https://pic.twitter.com/kJ2TnYvdOb

 

2016年5月21日  五月晴れの午後

 さつき晴れの穏やかな土曜日の午後、開け放した窓から聞こえてくる近所の小学校の運動会の歓声……気持ちのいい一時です。娘の時は9月でしたが、今は5月なのですね。時の移ろいを想い少し感傷的にもなります。リレー選手で大活躍した娘も、今年は大学受験です。娘に負けずお父さんも頑張りますよ……。
 横山秀夫さんのノミネート、いちファンとして、とても嬉しいです! 特に『64』を出版されるまでのご苦労を思うと……感慨深いです。これを機会に、ぜひ横山さんの切れ味鋭い短編も、海外の皆様に愛されますことを願います。受賞するといいな……。 https://twitter.com/Colorless_Idea/status/

 

2016年5月22日  第10次南スーダン派遣団

 第10次南スーダン派遣団のニュースを見て呟きました。

 第7師団は日本唯一の機甲師団と呼ばれ、戦車部隊が一番多い師団です。私も所属していました。先輩、同期、後輩(おまけに弟も)が多数います。無事に任務を遂行し、笑顔で戻られんことを祈ります!
 陸自、南スーダン派遣で壮行会10次隊、安保法後初
http://this.kiji.is/10657997355093

 

2016年5月23日  日章(旭日章)と桜星

 駅で警察官を見て呟きました。

 サミットが近づき、駅などで警察官の姿が目立ちます。物語を書くようになってから、街で警察官を見るといろいろと観察してしまいます(笑)。必ず確認するのが左胸の階級章。色(3種類。横板と桜葉がすべて銀、銀と金、すべて金)と縦棒(1本~3本)で区別するのですが、なかなか見分けづらいです。
 警察官は10種類(巡査長含む)ですが自衛官は17種類です。元自衛官の自分にとって見分けるのは簡単なのですが、一般の方には難しいのかなと思います。付ける場所、形、線や桜星の数で区別するのですが、戦闘服と制服で違ったり、やはりややこしい(笑)。うまく説明できるよう頭を捻っています。
 ちなみに警察官の階級章の中央にあるマークは、いわゆる桜の代紋――日章(旭日章)です。警視総監や警察庁長官はこの日章を階級章として使っています。
 自衛隊の階級章に使われているのは、桜ではなく桜星(さくらぼし)です。旧陸軍は星、旧海軍は桜を使っていました。私のこのアイコンも桜星です。

 

2016年5月28日  執筆ダイエット

 編集者の方のお話を伺って呟きました。

 つらい花粉の季節が終わったので「執筆ダイエット」本格的に再開しています。公園のシロツメクサの白い花とタンポポの黄色い花の絨毯の上を走っていると、夕暮れの皐月の心地良い風を全身で感じます。
 ワンコのうんこは踏まなかったけど、散歩中のトイプードルに全力で吠えられました(笑)。なんで?

 

2016年5月29日  小説修行 浅田次郎さん「闇の花道」

 小説修行の書き(打ち)写しを終えて呟きました。

 小説修行の書き(打ち)写し、終了。今回は大正物。浅田次郎さん『闇の花道』(集英社文庫)より表題作「闇の花道」。ご存じ、天切り松闇がたりシリーズ1作目です。浅田作品の中でも特に気に入っているシリーズです。ァや江戸弁、独特の漢字が多用され、打つのはァ、ちいとばかし難儀でしたァ(笑)。
「闇の花道」の簡単なデータと感想。原稿用紙換算74枚。総文字数24569。820文。378段落。平均文長30文字。平均句読点間隔14文字。文字使用率、漢字32%。カタカナ2%(一太郎より)。留置人の三人称視点と天切り松(松蔵)の過去の一人称視点の繰り返し(これが効果的なのです!)。
 浅田さんによれば天切り松シリーズは浅田作品の長男だそうです。本になったのは遅いのですが、雑誌掲載はそうとう早いはずです。文庫化の際も浅田さんは手を加えないそうで、初期作品らしい、こなれていない表現も垣間見えます。でも浅田さんの魅力がすべて詰まっているそんな作品群です。お勧めです!

 

2016年5月30日  次回作の打ち合わせ

 次回作の打ち合わせをして呟きました。

 先週、編集者さんと次回作の打ち合わせをしました。大きな修正はなく無事に次の段階に進みます。一安心。格闘場面と青春回想シーンを褒められました。ありがとうございますと冷静な顔で答えましたが、内心では「ひゃっほー!」と叫んでいました(笑)。褒められて伸びる子(おっさん)なので嬉しいです。
 指摘事項を見直す作業に入っています。独りで書き上げた物語ですが、編集者の視点が加わることによって、物語の造形がよりくっきり、はっきりしてくる気がします。自分では気付かない見方は有り難い。深山の時もそうでしたがこの作業は楽しいです。さらに磨かれた物語になる――期待感で胸が一杯です。
 密室状態の74式戦車内で死体が見つかり、捜査に臨むのは若き女性警務官、甲斐和美。もう一人の主人公は元自衛官のくたびれたおっさん。甲斐の上官の我らが植木も再登場。捜査、戦車、友情、格闘、戦闘、淡い青春の回想!
 夏(ぎりぎり。笑)にはお届けできるよう頑張っております。ご期待ください!

 

2016年5月31日  『このミス』大賞締め切り。二年前を想う

 5月31日、2年前を想いながら呟きました。

 第15回『このミス』大賞の締め切りまであと僅かですね。2年前のこの時間、私はまだ印字中でした(笑)。ゆうゆう窓口で投函したのが2300頃。結末を書く時間がなく、むりやりまとめたので、受賞できるとは思っておらず、せめてコメントを貰えればいいなと思っていました。縁とは分からぬものです。
 応募された方、お疲れ様でした! 来年の授賞式でお目にかかれるのを楽しみにしております。長編小説を実際に完成させて応募するということは、思えばそうとう大変なことです。この時代、作家を目指すという、ある意味ドMな選択(笑)をされた皆様を、心から尊敬します。素晴らしき皆様に乾杯を!

 

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