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第13回『このミステリーがすごい!』大賞、優秀賞を受賞して作家デビューをした神家正成のウェブサイトです。

各作品のおまけ掌編プレゼント中です!

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日々雑記BLOG

過去の日記

 新人賞を受賞してデビューした半熟新米作家が、本物の作家になるために悪戦苦闘する日々の呟きです。TwitterFacebookのまとめも多いです。

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2022年 1月2月3月

2017年8月の日記

01日 プロット
05日 ゲオ藤岡店様 トークショー&サイン会様
10日 『七四』が文庫になります!
11日 娘の帰省
13日 操觚の会 各種告知
16日 『七四』フリーペーパーとおまけ掌編のご案内
17日 小説の文末の話題
23日 小説の執筆ツールの話題
24日 小説の推敲の話題
25日 『七四』文庫版、見本誌です!
27日 ゲオ笠懸店様 トークショー&サイン会
28日 サザンビーチ茅ヶ崎
29日 北朝鮮のミサイル
31日 『このミス』大賞2次選考発表

2017年8月1日  プロット

 プロットに関して呟きました。

 Twitterで木下昌輝さんが短編のプロットを呟いておられました。他の作家の方のプロットはものすごく興味があります。特にデビューしてからは、商業出版なので担当編集者さんからOKをいただかないと、実際の執筆に入れません。自分の頭の中をどのようにすれば、うまく伝えることができるか、試行錯誤の毎日です。
 他の作家の方もプロットを呟かれていたので、よっしゃ、私もと(笑)呟きました。プロット勉強会ぜひ開催してみたいです。

 新人賞応募においてプロットは必須と思います。
 実はプロットの前段階があり、それが、
 1 何を書きたいか(編集者さんからのリクエスト)
 2 徹底的に資料を読む  実はこれが重要です。
 その後、私の場合は、A4の紙に、テーマ、書きたいこと、セリフ、人物相関図、などを書き出します。

プロット

 私の場合、新人賞応募1作目はプロットなど作らず500枚書く。→箸棒。
 2作目はプロットの重要性を痛感し、多くの指南書を読み、箱書きや時系列の表などを作成。→乱歩1次。
 3作目(『深山の桜』デビュー作)では、それに加え、人物造形を徹底的に深めました。新人賞受賞は人物造形がキーと思います。

プロット

 そして受賞後第1作『七四』は、編集者さんとの共同作業でした。自分の頭の中をうまく伝えるために結構苦労しました。自衛官の場合、年次が重要なので年表は大切です。
 添付のプロットはネタバレもありますのでご注意を。今見るとかなり変わっています(笑)。
 質問があれば何でもお答えしますよ!

プロット

2017年8月5日  ゲオ藤岡店様 トークショー&サイン会

 ゲオ藤岡店様でトークショー&サイン会に出演してきました。出演前に告知で呟きました。

 今週の土曜日の8/5(14:00から)に操觚の会のメンバーとともに、群馬県のゲオ藤岡店様にてトーク&サイン会を実施します!
『深山の桜』と『七四』のおまけ掌編もプレゼントいたします!
 個々のポスターを掲示してくださるそうで、久しぶりに気合いを入れて宣伝ポスターを作りました!

ゲオ藤岡店

 参加者は、鈴木英治さん、秋山香乃さん、早見俊さん、誉田龍一さん、谷津矢車さん、皆さんとても博学でトークもおもしろいですよ。隣で話を聞いていて常に感心しております。質問には何でも答えますよ。時代小説(も書く予定のミステリー)作家ですが、頑張ります。
 お近くの方はぜひお越しください!

 8/27(日)(14:00~)には、同じく群馬県のゲオ笠懸店でも同じメンバーでトーク&サイン会を実施します!
 グンマーは操觚の会が乗っ取った(笑)!
 時代歴史小説談義のみならず、作家や出版界についてなど、どんなことでもお答えしますよ。皆様にお目にかかれるのを楽しみにしております!

 操觚の会は、歴史小説界に風穴をあけんとする作家集団です。出版不況と騒がれる今、新しい風を巻き起こし、より多くの方に物語のすばらしさを知ってもらいたいと願い、多くの活動を行っています。
 ミステリー作家としてデビューした私ですが、時代歴小説の中で育ちました。時代歴史小説もぜひ書いていきたいです。そのあたりの経緯はウェブサイトにまとめてあります。
https://kamiya-masanari.com/Blog

 隔月での新宿Live Wireでのイベントや、各書店様でのトーク&サイン会などを実施しています。
 現在のメンバーは以下の各氏です。
 秋山香乃、朝松健、芦辺拓、天野純希、荒山徹、神家正成、蒲原二郎、木下昌輝、杉山大二郎、鈴木英治、新美健、早見俊、誉田龍一、簑輪諒、谷津矢車 (五十音順、敬称略)
 私はまだ末席の平隊員ですが、切り込み隊としてガンガン頑張っていきますよ! めざせ兵部卿(笑)!

 以下当日の写真です。

ゲオ藤岡店

2017年8月10日  『七四』が文庫になります!

『七四』文庫化のお知らせで呟きました。

『七四』が文庫になります! 9/6発売予定です。解説は歴史小説の大家、伊東潤さん!
 帯の惹句は伊東さんと宮部みゆきさんという豪華仕様です。
 気合いを入れて改稿をしました。皆様よろしくお願いいたします!
 リンク先は宮部さんの書評です。
www.yomiuri.co.jp/life/book/

『七四』の1年前の物語である『深山の桜』(2014年2月の南スーダンPKOが舞台)は、文庫で好評発売中です。
 同じ登場人物が出ている緩いシリーズものです。私は植木シリーズと勝手に呼んでおります(笑)。別々でも楽しめますが、『深山の桜』→『七四』と読んでいただくとよりいっそう楽しめます!

 一部の書店様やウェブサイトでは『深山の桜』と『七四』の読後に、もう一度物語の世界を楽しめるおまけ掌編とフリーペーパーをご提供しております。
 また文庫化に際して『七四』のおまけ掌編に1編足したものを鋭意作成中です!
 詳しくは下記プロモーションサイトにてご確認ください。
https://kamiya-masanari.com/Works/
 おまけ掌編は手作りです。サインとこれまた手作りの落款を押しています。

『七四』文庫化告知

2017年8月11日  娘の帰省

 娘の帰省が嬉しくて呟きました。

 明日は久しぶりに娘が帰ってくるので、今日は気合いを入れて大掃除(笑)。
 先日、初めてもらったアルバイトの給料で、晩御飯をご馳走してくれました。月日が経つのは何とも早いものです……。
 一人暮らしを始めてから数か月、大変なこともあると思うけど、もっともっと親に甘えてもいいのよ(笑)!

娘

 娘が一人暮らしを始めてから、電気代や水道代がかなり減りました。スーパーに買い物に行っても、つい食材などを多めに買ってしまい、妻とむりやり食べきることも……何とも言えない日々を過ごしています……。
 ちゃんとご飯を食べているのかどうか心配です。おいしいものをたっぷりと用意していますよ!

 そう言えば私は、15歳で少年工科学校に入校して親元を離れました。夏休みに初めて帰省した時、私の部屋に見慣れない瓶がありました。そこには500円札と発行されたばかりの500円硬貨がぎっしりと詰まっていました。私がいなくなり浮いた食費を私のために貯めていたようです……。
 親になって親の愛が分かります……。

 Twitterにはアップしなかった初帰省の時の写真を上げます。隣は親父で1等陸尉、私はぺえぺえの3等陸士(第3種夏服)。なんか立ち方がだらしないです(笑)。でもベルトのバックルはピカールでピカピカにしています!
 今の娘と同じ18歳の私(陸士長、冬制服)は立ち方もさまになっています(笑)。ちょうど富士学校の機甲科部生徒班の時です。『七四』でこの懐かしい時代はみっちり書きました。

 おまけに第7師団の3等陸曹の時の写真も。左胸には見えづらいですが、体力徽章と日米共同訓練の中隊通訳の際に貰った第11号防衛記念章を付けています。

昔の制服姿

2017年8月13日  操觚の会 各種告知

 8月末と9月の操觚の会関連のイベントの告知を呟きました。

 暑い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 私の参加する操觚の会関連のイベントを2つお知らせします。ぜひお越しください!
 1 8/27(日) 群馬県みどり市のゲオ笠懸店様でトークショー&サイン会
 2 9/8(金) 新宿Live Wire 操觚の会第4回定例イベント

 ゲオ笠懸店(群馬県みどり市)トークショー&サイン会
 8/27(日)14:00~
 参加者は、鈴木英治さん、秋山香乃さん、早見俊さん、誉田龍一さん、谷津矢車さん、神家正成。
 写真は先日ゲオ藤岡店様で実施した時のものです。『深山の桜』と『七四』のおまけ掌編もプレゼントいたします!
 このイベントはすごいですよ!
 何がすごいかというと、作家6人をほぼ独占できます(笑)。とても距離感が近く、東京のイベントでは決して体験できない濃密なひと時を過ごせることを保証いたします。キャッシュカードの暗証番号以外は、どんな質問でも回答いたしますよ。滅多にないチャンスです!

 群馬県にお住まいの方、また近郊の方、お時間があればぜひ足をお運びください!
 時代歴史(とミステリーも)小説が好きな方、作家という職業に関心のある方、創作志望の方(個人的に新人賞受賞ノウハウもお話しできますよ)などなど、物語が好きな皆様、8/27日、ゲオ笠懸店でお待ちしております!

ゲオ笠懸店 告知

 新宿Live Wire操觚の会第4回定例イベント
「織田信長、汝は神か悪魔か? 今、その虚飾を剥ぎ取る! そして本能寺の変の真相とは!」
 9/8(金)19:30~
 出演者は早見俊さん、蒲原二郎さん、神家正成。写真は前回までのものです。いよいよ、みんな大好き織田信長です。 愛知県春日井市生まれの私が、尾張代表として信長を熱く語りますよ!

 皆様のプレゼンタイトルです。
 早見副長「小説映像に描かれた信長像 学説の変遷」
 蒲原さん「周縁部から見た織田信長~男の本能寺~」
 神家「軍事学から分析した信長の強さの秘密!」

 三間半長柄槍、鉄砲、常備軍、馬廻、軍団制などの信長軍団の強さの秘密(戦略面と戦術面)を軍事学観点から分析します。余裕があればプレゼン資料もお配りする予定です。また来場者の方に何かプレゼントできるかも(!?)。

 あ、『七四』の文庫は9/6発売です(笑)。おまけ掌編もお渡ししますし、サインも喜んでしますよ!

操觚の会 告知

 皆様のご来場をお待ちしております!

2017年8月16日  『七四』フリーペーパーとおまけ掌編のご案内

『七四』文庫化に向けて呟きました。

 【拡散シェア希望です】
『七四』文庫化(9/6発売)に伴い、フリーペーパーやおまけ小冊子を販促物として置いてくださる書店様を募集しております!
 POPやサイン本などのご用命も承っております。 詳細やお申込みは下記ウェブサイトにてご確認ください。Facebookのメッセージでも受け付けております。

 おまけ小冊子(A6、12P)は、読後に物語の世界を再度楽しめる掌編3編が収録されています。手作りです(笑)!
 サインとこれまた手作りの落款付きです。
 フリーペーパーはA4サイズの両面カラー印刷で、四つ折りにした文庫サイズです。自衛隊の警察組織である警務官と74式戦車を図解で紹介しております。

 同時に『七四』の1年前の物語『深山の桜』のおまけ掌編もご提供しております。同一の世界観で同じ登場人物が出てくるゆるいシリーズものです。「植木シリーズ」(笑)として合わせて訴求してくださると効果的と存じます。
 それぞれPOPやサイン本も承ります。全国の書店員の皆様よろしくお願い申し上げます!

 基本的にシェアや拡散希望はお願いしないよう心掛けているのですが……。

 現在の出版状況の中、無名の新人の場合、単行本はほとんど売れません。文庫化されてからが再度勝負の場なのですが、文庫といえども、発売後数日、もしくは数週間の初速と呼ばれる売上が悪いと、あっという間に書店さんから姿が消えてしまいます。

 日々発売される新刊は莫大な数になります。その中で少しでも読者の目に触れていただくには、工夫が必要と思い、書店様向けにおまけ掌編やフリーペーパーなどのご提供をしております。

 皆様のご協力に心より感謝申し上げます!

『七四』フリーペーパーとおまけ掌編

2017年8月17日  小説の文末の話題

 Twitterで木下昌輝さんたちが、文末の話をしていたので便乗して呟きました。

 小説の文末の重複が話題になっていますが、私も、した→する→した、と言う無意味な修正をよくやります(笑)。小説指南書には同じ表現を続けない方がいいとか、逆に特別なシーンではリズムがでるとか、書かれています。私は読者の読む流れを崩さないための、作家のおもてなしの手法かと思っています。

 正確な文章や誇張法、比喩、副詞、体言止めなどの問題も同じで、物語の世界に潜り込んでいる読者を浮上させないための技術と捉えています。
 この件で参考になるのは中条省平さんの『小説の解剖学』(ちくま文庫)ですかね。付録の実戦的添削教室を読んでから、自分の原稿を見ると冷や汗が流れます(笑)。

 感性の世界に近い話なので明確な正解はありません。それこそ作家の文体、個性に連なる話だと思います。だからこそ他の作家さんの手法はとても気になります。試行錯誤の勉強の日々です。
 私は音読と一太郎の詠太でリズムを確認しています。詠太は誤字脱字の発見にも効果を発揮しますのでお勧めですよ!

 ゲラの時は何度も音読するので、のど飴は必須です。

 まだ実績のないぺえぺえの新米作家なので、あまり小説の書き方的な話は呟かないようにしています。ただ、この間のプロットの呟きに多くの方の反響があったので、創作活動をしている方の参考に少しでもなればと思っています。

 TwitterやFacebookなどのSNSの普及によって、本当におもしろい時代になったと感じます。作家同士の交流もそうですし、読者の声を直接聞けるなんて、一昔前では想像もできませんでした。
 司馬遼太郎さんや池波正太郎さん、藤沢周平さんなどが現在におられたら、果たしてSNSを使われるのかな……とそんな詮無きことを思ったりもします(笑)。

中条省平さんの『小説の解剖学』

2017年8月23日  小説の執筆ツールの話題

 Twitterで執筆ツールが話題になっていたので呟きました。

 今度は執筆ツールが話題ですが、私は一太郎の縦書きです。最初はワードの横書きで執筆応募していましたが、横書きと縦書きではリズムが微妙に変わるなと考え、思い切って一太郎を4月に購入しました。そして5月に必死こいて執筆した『深山の桜』で『このミス』大賞を受賞しました。縁起のいいソフトなのです(笑)。

 公募新人賞では1次選考が重要です。一人の下読みの方にしか読まれません。相性もあります。そこに誤字脱字や日本語の間違いがあると大幅に減点対象です。それらに一太郎(というかATOK)と校正機能、詠太(プレミアム以上ですが)は非常に効果的です。またルビを多用する私は一太郎が手放せません。

 もちろん七尾与史さんが言われるように、一太郎は動作が少し重いです。テキストエディタもいろいろ試してみたのですが、ルビを多用する私は結局、一太郎に戻りました。前日までの執筆分を詠太で聞く→ちょっと推敲→本日分の執筆に入る、と言う流れです。おまけ掌編なども一太郎で作成、印刷しています。

 決してジャストシステムの回し者ではありません(笑)。ただ私がパソコンを始めた80年代後半の頃は、一太郎が欲しくて欲しくてたまりませんでした。当時は高価なソフトでとても手が出なかったのです。その頃の憧れの気持ちは、ちょびっとあります(笑)。

2017年8月24日  小説の推敲の話題

 文末、執筆ツールと来て、推敲の話題があったので呟きました。

 私は前日分を読んで推敲し、当日分の執筆。あとはひたすら最後まで書き上げます。全部書いてから、全体構成の見直し、プロットに基づいて足したり消したり、伏線を張る&消す、トリックなどの整合性、最後の最後に誤字脱字、漢字の開きや表記揺れの統一をします。

 具体的には、一太郎の詠太で昨日書いた分を聞きながら推敲、気分を上げ(笑)当日分をひたすら書く。これの繰り返しです。誤字脱字や表記揺れはこの時点では気にしません。描写も説明も伏線も思いついたらどんどん入れます(最後に消したり足したりを)。プロットも参考程度です。とにかく書き上げます。

 書き上げてからプロットやメモなどを見ながら全体構成の見直し、伏線、描写、説明、トリックなどの加減と修正、一太郎で校正、誤字脱字、漢字の開きや表記揺れの統一、詠太で聞きながら読点などのリズムを確認。ここまではPC上。ここでプリントして音読しながら修正を時間の許す限りという感じです。

 漢字はなるべく開くようにしているのですが(基準はNHK漢字表記辞典と記者ハンドブックなど)、自衛隊ものはやはり多くなります(『七四』は40%)。読みやすさを考えれば30%程度にはしたいです(泣)。図は一太郎の校正ツールの一つの「読みやすさ」で出てくる数値です。結構重宝しています。

 私の平均文長や句読点間隔は、他の作家さん(サンプルが短編でまだ少ないですが)と、あまり変わりません。やはり漢字使用率が高いのが問題です。
 私は言う、行く、掛ける、などは漢字表記です。
 横山秀雄さんも漢字使用率が高いのですが、読みやすいです。平均文長と句読点間隔が短いのが秘訣と思われます。

 表から分かるのは福井晴敏さんの平均文長の長さ。まああれが独特の文体になっているのですが。私は好きです。

 漢字の使い分けでこだわっているのは、思う・想う、目・眼、ぐらいですかね。訊くは面倒臭いので使っていません。時・とき、所・ところ、も今のところは頑張って使い分けしています(笑)。

 新人賞応募時代は独学で試行錯誤して、デビュー後は先輩作家に聞ける時は聞いていますが、Twitterなどで多くの作家さんが呟くと、とても参考になります。
 手法は常によりよい方法を模索したいので、やっぱりいい時代ですよね……。

推敲

2017年8月25日  『七四』文庫版、見本です!

『七四』の文庫見本をいただき、呟きました。

 9/6発売の『七四』の文庫見本をいただきました!
 解説は大先輩の伊東潤さん。帯には伊東さんと宮部みゆきさんの惹句をいただいております。多くの方のご尽力により文庫となりました。皆様には心より御礼申し上げます。
『深山の桜』に続く受賞第一作で、熱い人間ドラマ&ミステリーサスペンスです!

『七四』は『このミス』大賞優秀賞受賞作『深山の桜』と同一の世界観で、同じ登場人物が幾人か出てきます。中でもエリート自衛官で警務隊所属ながらも、オネエ言葉で物語を引っかき回す植木礼三郎はお気に入りです。
 作者的には「植木シリーズ」と思っています。現在執筆中の次回作も植木が出てきます!

『深山の桜』と『七四』はどちらも主人公(視点人物)が2人で、10章仕立てです。章題は漢字2文字で統一しています。
 本の背表紙上部には「かー9ー2」
「か」はかみやのか、9は『このミス』大賞で「か」の人物の9番目(多い!)、2は2作目という意味です。10、20と目指していきますよ!

 お陰様で『七四』の単行本の売上は好調でした。『深山の桜』より消化率がよかったそうです。文庫になって、読みやすく内容を少しですが整理しました。伊東さんからもとてもすばらしい解説をいただきました。

 皆様、何卒よろしくお願いいたします!

『七四』文庫版、見本

『七四』文庫版、見本

『七四』文庫版、見本

『七四』文庫版、見本

2017年8月27日  ゲオ笠懸店様 トークショー&サイン会

 群馬県のゲオ笠懸店様でトークショー&サイン会をしてきました。楽しかったですが、いろいろ反省点も……。写真を貼っておきます。

ゲオ笠懸店様 トークショー&サイン会

2017年8月28日  サザンビーチ茅ヶ崎

 夏も終わりですが湘南のサザンビーチ茅ヶ崎に行ってきました。先輩作家たちと楽しいひと時を過ごしました! 自家製ビールがおいしかったです。

サザンビーチ茅ヶ崎

2017年8月29日  北朝鮮のミサイル

 北朝鮮のミサイル発射を受けて呟きました。

 本日、北朝鮮のミサイルが日本上空を通過しましたが、日朝問題を考える際には日米同盟からの視点を外すことはできません。 米国への知見が非常に深い軍事アナリストの小川和久さんの『日米同盟のリアリズム』(文春新書7/20発売)をお勧めします!

 日本と北朝鮮の2国間だけを見ていては世界情勢は明確になりません。背後にある米国、中国、ロシア、韓国などの思惑の交ざり合う複雑な国際情勢全体を俯瞰して分析する眼が必要です。やたら危機を煽ったり、声高に敵視したりする声に惑わされることなく、冷静に分析するためには多くの知識が必要です。

 自衛隊を書いていると、米軍の知識も非常に必要になります。杉山隆男さんの『兵士に聞け最終章』では米軍と一体化する自衛隊に関して触れておられました。次回作には変容する自衛隊と米軍の関係も描きたいと思っています。
 小川さんからは資料もいただきました。自戒の念を込めて日々勉強中であります!

『日米同盟のリアリズム』の第2部では「北朝鮮vs.日米同盟」という項目で北朝鮮に対して多く触れられています。行動の背景には理由と意志があり、それらを知ることにより、対処方法が明確になると思います。

小川和久さん日米同盟のリアリズム

2017年8月31日  『このミス』大賞2次選考発表

 私の出身の賞、『このミステリーがすごい!』大賞の2次選考発表を見て呟きました。

 第16回『このミス』大賞の2次選考通過作品が発表されました。公式サイトはこちら。今回は5作品、どの方が栄冠を手にするのでしょうか。と言いつつ、既に最終選考は終わっているはずです(発表は10月)。受賞者の皆様にお目にかかれるのを楽しみにしております!

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