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第13回『このミステリーがすごい!』大賞、優秀賞を受賞して作家デビューをした神家正成のウェブサイトです。

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日々雑記BLOG

過去の日記

 新人賞を受賞してデビューした半熟作家が、本物の作家になるために悪戦苦闘する日々の呟きです。TwitterFacebookのまとめも多いです。

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2022年 1月2月3月

2019年9月の日記

01日 いつものやつ(画像)
02日 「――括るなよ。人を簡単に……」
03日 心に余裕(ヒマ)を!
04日 うさぎのおしり
05日 『赤い白球』書評 ランティエ
06日 もろもろの進行
07日 『戦場のレビヤタン』所感
08日 アイコンチェンジ 月見バージョン
13日 中秋の名月
16日 敬老の日
23日 アイコンチェンジ 秋バージョン
27日 第65回江戸川乱歩賞贈呈式

2019年9月1日  いつものやつ(画像)


 夏休みの宿題のようにぎりぎりに『嶋子とさくらの姫』(仮)の改稿作業を終えました。
 もう少し余裕を持って終わるはずだったのに(泣)……。

 視点人物を一人増やすという荒技によって、脳に汗をかかねばならぬ羽目になり、結局いつもと同じようにてんやわんや。

 明日はおいしいものを食べるのだ!

コブラ

2019年9月2日  「――括るなよ。人を簡単に……」


 週刊ポストの件。

 私の妻は韓国人で最愛の娘は日本と韓国の血を受け継いでいます。
 娘が小学生の時に、そのことで傷つき悩む日々が我が家ではありました。

 私の書く物語は、今でも悩んでいるかもしれない娘への長い手紙なのです。

 懸命に生きる人を、無造作に踏みにじる人々を、私は心底軽蔑します。

 私は元自衛官で、昨今の韓国政府のレーダー照射や徴用工問題については、いきどおりを感じています。
 だが個々の問題は、是々非々で論ずるべきです。

 人を性別や属性、民族、国家で雑にくくり、あおりそしることに何の意味があるのでしょうか?

「――括るなよ。人を簡単に……」
(『深山の桜』P374)


 憎悪や偏見を自分の利益のために利用する者のみならず、それらを少しずつ許容してしまう社会が怖い。

 無理解、不寛容、無関心、無知……その先に広がるのは不毛の荒野なのです。

 人が懸命に守ろうとする大切なものを、無慈悲に踏みにじる者に対して、私は死ぬまで物語であらがっていきます!

 覚悟しとけよ!

2019年9月3日  心に余裕(ヒマ)を!


 昨日の投稿の補足です。

 私は今回の週刊ポストの件だけに憤っているのではありません。
 人を雑にくくり憎悪や偏見を自分の利益のために利用する者、無造作に踏みにじる行為への自分の思いを表明したのです。

 日本人の行いだけでなく、韓国人の一部が行っていることに対しても同じ思いを抱いています。

 SNSでは真意がうまく伝わらないと思っているので、ふだんは政治的な話には触れません。

 各国政府の立場で主張があるのは当然です。それらの齟齬は冷静な議論と対話によってすり合わせるべきです。


 自己の利益や満足のために、相手をおとしめたり、そしったりして留飲を下げて何が生まれるのですか?

 それらの行為(何度も言いますが日本側も韓国側もです)によって、哀しみ傷つき胸を痛める人の傍らに寄り添う作家に、私はなりたい。

 ほんの少しの想像力と優しさがあれば、世の中はもっと過ごしやすくなるはず。
 そんなふうに思える物語を創っていきたい!

 みんな心に余裕(ヒマ)を!
(by寄生獣)

寄生獣

2019年9月4日  うさぎのおしり


 心に余裕(ヒマ)がないときは、うさぎ(犬や猫、ハムスターなどお好きなものをご自由に)の真ん丸いおしりを、なでなでしたらいいんだよ!

 もうね、うさぎは絶対的正義なのよ!

 NO Rabbit NO Life!

 うさぎは我が心の島

 うさぎなんて絶対要る

 10人に1人はうさぎが必要
 ――もふもふを抑制できない

2019年9月5日  『赤い白球』書評 ランティエ


 ランティエ2019年9月号に掲載された、細谷正充さんの『赤い白球』(双葉社)の書評がネットでも読めるようになりました!
 こちらで読めます。

「という真摯な内容なのだが、一方で作者は、ミステリーの趣向も挿入。そういう話だと思っていなかったのでビックリ仰天だ。ミステリー作家としての、たしかな腕前も見せてくれるのである」


『赤い白球』刊行から2か月が過ぎました。
 私の作家人生を将来振り返ったときには、間違いなく転換点だったと評される作品と自負しております。

 が、いかんせん実績の少ない半熟作家ゆえ、認知や購読の壁に阻まれ、多くの方に届いておりません。

 だまされたと思って読んでみてくだされ~(心の叫び)!


 まずは数分だけお時間をいただけませんでしょうか?

『赤い白球』のスピンオフ掌編の「#記念日にショートショートを」を試しに読んでみてください!
 
 SS0013「せっかちな夫」終戦の日
 SS0026「救いの大雨」 梅雨入り

 面白いと思っていただけたら、国境を越える熱い友情を描いた『赤い白球』を、ぜひお手に!

2019年9月6日  もろもろの進行


 原稿が一段落したので、たまっていたもろもろを片付けております。

 推理作家協会の入会あいさつを書き、ウェブサイトの日々雑記(5年分になりました!)を更新し、漢字開き表の見直しをし、積ん読を消化しながら、現代自衛隊ミステリーの書き下ろしのプロットを確認中。

 次回の主人公は自衛隊員(自衛官との違いはこちらの自衛隊用語辞典で!)ですが、背広組の防衛省キャリアと、中学3年生の少女(書けるのか?)です。

 久しぶりにプロットを読むと、むちゃくちゃ面白そうじゃないですか!
 いったい誰が書くんだ(笑)!

 まずはテーマソングを決めないと。

 あ、「#記念日にショートショートを」を一編書きましたよ!
 早く公開したいのですが、事情によりアップは10月下旬の予定です。

 次回は9/20ラグビーW杯開幕の予定ですが、私は去年できなかった #秋分の日 で書こうかなと考えています。

 それまでは過去作をお楽しみください!

 何だか今回は公式ウェブサイトの宣伝になりました(笑)!

2019年9月7日  『戦場のレビヤタン』所感


 砂川文次さんの『戦場のレビヤタン』(文藝春秋)読了。

 基本的に読書感想は呟かない方針なのですが、砂川さん実は元自衛官なんですよ。また純文学よりということで例外です。
 おもしろかったです!
 エンタメと違って、じっくりと味わいながら読み進める読書もいいものです。

 収録作は2作。


「戦場のレビヤタン」表題作で第160回芥川賞候補作品。

 武装警備員としてイラクで勤務するK(元幹部自衛官)の話。
 軍人ではなく武装警備員という状況がいいですね。
 過去と現在、概念や人称が入り交じった文章に最初戸惑いましたが、死と生を乾いた空気感でつづる筆致にひかれます。


「市街戦」文學界新人賞受賞のデビュー作。

 個人的にはこちらがお気に入り。
 陸上自衛隊幹部候補生学校の総仕上げの訓練である、1夜2日の100キロ徒歩行進&陣地攻撃の話。
 自衛官あるあるに共感しまくりでした(笑)。
 行軍をこういう切り口で物語化できるのかと、驚きましたよ!

 次回作が楽しみです!

 あ~、高橋弘希さんの「指の骨」のような、純文学書いてみたいです!
 浅田次郎さんも最初は純文学への投稿をされてましたからね。
 書けるとは言っていない(笑)。

2019年9月8日  アイコンチェンジ 月見バージョン


 千葉はこれから台風直撃ですが、今週の13日は中秋の名月です。

 ということで月見バージョンにアイコンチェンジ!

 韓国では秋夕(チュソク)という祖先の祭祀や墓参りをする大切な日です。
 前日も翌日も休みになり大移動が起こります。
 ソンピョンというお餅を食べるのですが、これがおいしいのです!

アイコン 月見バージョン

2019年9月13日  中秋の名月


 今日は中秋の名月ですね。
「#記念日にショートショートを」SS0015「月に願いを」を、全国のうさぎ好きに捧げます!

 月が大嫌いな女性に起こったひと晩の奇跡!
 うさぎを愛する皆様、ぜひご一読を!

 気に入っていただけたなら、拡散やご感想をいただけると喜びます!
 ※去年のSSの再公開です。
 去年は中秋の名月と秋分の日が一日違いでした。

「月に願いを」はちょっとしたシリーズです。

 春分の日の「#記念日にショートショートを」SS0004「幹事のお仕事」も、よろしければ読んでみてください!

 ちなみに伊坂幸太郎さんの死神シリーズは大好きです。
 あんなふしぎな物語を私も書いてみたい!

 宝島社の植木シリーズは自衛隊を、双葉社の『赤い白球』は第二次世界大戦の特攻と、デビューしてから武張った世界を描いていますが、私の本質というか作風は、「#記念日にショートショートを」に色濃く出ている気がします。

 北杜夫さんや森見登美彦さんのような、やわらかい物語も大好きなのですよ。

2019年9月16日  敬老の日


 今日は敬老の日でしたね。
「#記念日にショートショートを」SS0014「共に老いる」を再掲します。

 全国の〇〇好きに捧げる物語です!
 気に入っていただけたのなら、ご感想や拡散していただくとうれしいです!
 読書メーターの感想はこちらです。

2019年9月23日  アイコンチェンジ 秋バージョン


 秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる
(藤原敏行 古今和歌集)

 お気に入りの秋の歌ですが、今日の千葉の風音は夏模様でした。
 それでも秋到来ということでアイコンチェンジです!
 食欲の秋、スポーツの秋、そして読書の秋ですよ!
 積ん読の山を崩していくぞ(笑)。


 新作の執筆やアイデア出しなどをコツコツと進めていますが、モチベーションが秋の空のように晴れたり曇ったり雨になったり嵐になったり(泣)で苦労しております。

 心配事があると手が止まってしまうタイプなのですが、悩みは尽きないですからね……。

 何事にも動じない鋼鉄のメンタルが欲しいっす!

 バンバン重版したり、話題になったりしたらケロッと調子はよくなるんですがね(笑)……。

 読書の秋です。
 植木シリーズや『赤い白球』をまだの方は、ぜひ読んでみてください!

 9月の「#記念日にショートショートを」も手が回らず、無念です……。
 次回は10/21に公開予定です(これは執筆済みです)。

アイコン 秋バージョン

2019年9月27日  第65回江戸川乱歩賞贈呈式


 昨晩は帝国ホテルで行われた第65回江戸川乱歩賞贈呈式にお伺いしてきました。

 受賞作は神護かずみさんの『ノワールをまとう女』
 まことにおめでとうございます!

 神護さん再デビューですが、乱歩賞最年長受賞(受賞時58歳)とのことです。
 あがっていると言われましたが、喜びを堂々と語られました。
 受賞するまでの紆余曲折した鬱屈の思いを神護さんが語ったら、すぐに京極夏彦さんが、デビューしたあとのがもっと暗澹とした思いを抱きます、とおっしゃって、私は激しくうなずきました。

 売り上げや評価はシビアです。作家であり続けるほうが難しい。
 ローストビーフを食べてる場合じゃねえ(笑)!


 それでも久しぶりに作家の皆様や編集者のお話を伺うことができ、楽しいひとときを過ごしました。
 皆様ありがとうございました!

 フリーペーパーもたくさん配りましたよ(笑)。
 あいさつ、営業、もぐもぐとあっという間に時間が経ちました。来年も無事お伺いできるようコツコツとまた頑張らなくちゃ!

江戸川乱歩賞贈呈式

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