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第13回『このミステリーがすごい!』大賞、優秀賞を受賞して作家デビューをした神家正成のウェブサイトです。

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日々雑記BLOG

過去の日記

 新人賞を受賞してデビューした半熟新米作家が、本物の作家になるために悪戦苦闘する日々の呟きです。TwitterFacebookのまとめも多いです。

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2022年 1月2月3月

2017年12月の日記

02日 第6回伊東潤さん読書会
03日 なぜ本を読むのか
04日 忠臣蔵イベント告知
07日 忠臣蔵イベント
08日 北千住忘年会 ビブリオバトルとブクブク交換会
09日 『このミステリーがすごい!』大賞作家忘年会
10日 嬉しいプレゼント
11日 『幕末 暗殺!』の予約開始
12日 「喜連川のお殿さま」展の図録
14日 314年前を思って
21日 『幕末 暗殺!』フリーペーパーの告知
30日 今年最後のご挨拶

2017年12月2日  第6回伊東潤さん読書会

 恒例の伊東潤さんの読書会に行って、呟きました。

 昨日は渋谷のコルクで行われた第6回伊東潤さんの読書会に参加してきました。課題図書は津本陽さんの『深重の海』(第79回直木賞受賞作)

 まずは班に分かれての議論、今回初めて作家(秋山香乃さん)と同じ班になりました(前回までは来場した作家が班長としてまとめておりました)。時代によって変わる小説の書き方、描写、題名とテーマ、など皆さんの意見が聞け、おもしろかったです。

 次は各班の発表、早見俊さんの津本さんの戦争体験に重ねての作品なのだ、という見方になるほど、と思いました。

 いつも楽しみにしている佐渡島さんとのトークでは、まず伊東さんが『深重の海』を分析した感情曲線が配られ(すごいっす!)、分析と改善案を!
 いやーこれを聞け(見られ)ただけで、大大大大満足でした!

 時代によって変わる物語作法(書き手と読み手の認識)、素材が劣化、時代に左右されない(古くならない)物語は人間ドラマ、文体と描写と時代、物語を進める文章のあるなし、最後に文章を足すとしたら、『深重の海』を今100万部売るために、などなど。
 創作者として咀嚼すべき金言が今回も多数でした。満腹です!

 そして次回の読書会はすごいです!
 伊東さんの刊行前の作品『アンフィニッシュト・ビジネス』(noteで公開中)を読んで、意見を言い合い、それを元に伊東さんが物語を修正して刊行します。よど号事件が物語の中心ですが、知らない若い人たちに如何にフックを付けて届けるかなど、討議します。

 常に挑戦される伊東さん、すばらしいです!

Live Wire告知

2017年12月3日  なぜ本を読むのか

 谷津矢車さんが作ったTwitterのハッシュタグ#なぜ本を読むのか について呟きました。

 昨日は終日外出中で出遅れましたが(スマホで書き込むのは手間の掛かるおっさんなので。笑)、谷津矢車さんの、#なぜ本を読むのか について。
 非常に根源的な問いで深く考えましたが、私にとっては想像力を育むためです。世の中の多くの問題は他者に対する想像力のちょっとした欠如から起きていると思います。自分と違う人が存在する、そんなことを気付かせてくれるのが読書です

 私は『このミス』大賞の受賞の言葉で「世界には多くの問題が溢れています。それらを解決する力が物語にはあります」と書きました。読書以外の物語にもその力はありますが、活字のみで表現される本を読むためには豊かで偏らない想像力が不可欠です。

 本を読むという非常に個人的で主体的な行為は、その想像力を耕す一番の手法だと思います。その想像力が、読書だけでなく自分の人生を豊かにしてくれるからこそ、人は本を読むのでしょう。

 作家が創造力を持って紡ぎあげた物語を、読者が想像力を持って読む時、物語は完結するのです。

2017年12月4日  忠臣蔵イベント告知

 忠臣蔵のイベント告知を呟きました。

 #そうこの会 の忠臣蔵イベント、いよいよ明明後日12/7(木)に迫りました。来場者にはビタ一文銭をプレゼント。師走のお忙しい時期とは思いますが、皆様のご来場をお待ちしております。私は「戦術から見た赤穂事件」として「吉良上野介斬首作戦 戦闘詳報」をプレゼンします!

 実際の討ち入りを調べれば調べるほど、大石内蔵助率いる赤穂義士が、現代の特殊部隊と重なります。いやあ、すごいっす。大石は交戦規定(ROE)も定め、武装は近接戦闘(CQB)に特化し、ランチェスターの法則も使い、天候も最大限利用し、事前情報収集も完璧。まさしくOperation of Beheading Kiraです。

 問題は私が15分で語り尽くせるかどうかです(笑)。操觚の会の他の方のトークも期待大ですよ。
 来場者には、徹底的に調べ50人以上追加した『幕末 暗殺!』地図と年表もお配りします。師走のひと時、忠臣蔵で盛り上がりましょう!

 あら楽し 思ひは晴るる 身は捨つる 浮世の月に かかる雲なし

Live Wire告知

2017年12月07日  忠臣蔵イベント

 忠臣蔵イベントを終えて呟きました。

 先週はイベント3連続でへろへろの神家です(笑)。

 まずは12/7深川江戸資料館で今年最後の #そうこの会 イベント「テロリストか? 借金ニートか? 歴史・時代作家が語る赤穂事件!!」
 多くの方にお越しいただき、ありがとうございました。語り尽くされた感のある忠臣蔵ですが、切り口によって新しい見方がありました!

忠臣蔵イベント

 秋山香乃さんが動画を撮ってくれました。ダイジェスト版ですが、よろしければ動き話す神家をどうぞ(笑)。
 秋山さんのチャンネルには、誉田龍一さんと谷津矢車さんの動画もあります。操觚の会の他の方に知識量ではかなわないので、新しい切り口と軍事という付加価値、綿密な準備とおまけで勝負しています。

 今回の神家のおまけは、『幕末 暗殺!』のフリペと、忠臣蔵リストでした。まだ余っていますのでご希望の方はお知らせください。
 いやそれにしても忠臣蔵は奥深いです。皆様の話を大変興味深くお伺いしました。クロストークは新しい忠臣蔵の物語という話題でした。いつか私も忠臣蔵に挑みたいです!

忠臣蔵イベント

2017年12月08日  北千住忘年会 ビブリオバトルとブクブク交換会

 北千住での忘年会に参加して呟きました。

 12/8はいつも積極的に著作を展開してくださる、くまざわ書店南千住店の阿久津さん主催の忘年会へ。
 昼の部は北千住のセンジュ出版さんに集まってビブリオバトル。旅立ちがテーマということで私の選んだ本は宮崎駿さんの『シュナの旅』
 熱く(笑)語りました。チャンプ本にはなれませんでした。悔しい!

北千住忘年会

 作家さんが10名近く来られたのですが、皆さん本当にお話がうまい。
 チャンプ本は谷津矢車さん『バンド臨終図鑑』、誉田龍一さん『知的複眼思考法』、柊サナカさん『会議でスマートに見せる100の方法』、増山実さん『自省録』でした。次回リベンジです。読みたい本が増えましたよ。楽しいひと時でした!

北千住忘年会

 夜は呑み会で、ここでも「ブクブク交換」を。もちろん私は『シュナの旅』(笑)。手元にある本は100回以上読んでぼろぼろなので、新品です。
 私がもらったのは増山実さんの『兵士のハーモニカ』これ、増山さんのプレゼンがとてもすばらしかったです。長時間でちと疲れましたが、ありがとうございました!

北千住忘年会

2017年12月09日  『このミステリーがすごい!』大賞作家忘年会

 『このミステリーがすごい!』大賞の忘年会に参加して呟きました。

 最後の9日は『このミステリーがすごい!』大賞作家の忘年会「行く原稿、来る原稿」でした。同窓会のようないつもアットホームな集まりです。中山七里さん(相変わらずのパワーでした。笑)を始め、皆さん各所で大活躍されていますので、話題も尽きず、ためになる話も多く、おいしく楽しい会でした!

 3時間の呑み放題でしたが、あっという間に時間が過ぎ、有志で2次会に。楽しい時間というのは過ぎるのも早いです。

 梶永正史さんからは『パトリオットの引き金』をいただきました。実は少し前に自衛隊の話を(呑みながら)梶永さんにしています。読むのが楽しみです。まあ来年出版予定の自作とちと被りますが(笑)。

 今年、新作を出していない自分としてはちょっと肩身が狭かったです(態度はでかい。笑)。個人的には娘の大学受験などで思うように執筆が進みませんでした。その割りにはイベントに出すぎと一部から言われていますが(イベントは別腹です。笑)……。
 来年は今年仕込んだ分、まとめて新作をお届けできると思います。頑張りますよ!

北千住忘年会

2017年12月10日  嬉しいプレゼント

 嬉しいプレゼントをいただき呟きました。

 ニュージーランド在住作家の篠原悠希さんから、セシル・スコット・フォレスターの名作海洋冒険小説ホーンブロワーシリーズの『海軍士官候補生』Mr Midshipman Hornblowerをいただきました。嬉しいです。ありがとうございます!
 錆び付いた英語力で時間がかかるかもしれませんが、じっくり拝読します!
 装幀もとてもいい感じです。宝物にします!

 私は読書家だった父親の影響で歴史時代小説以外にも本棚にあった海洋冒険小説にはまり、ホーンブロワーシリーズを始め、ボライソー、ラミジ艦長などなど海の漢の物語を夢中になって読みあさりました。いつか海の匂いが強く立ち込める物語を書いてみたいです。

 高じて数十年前から帆船模型にもはまり、大変なことになっています(笑)。カティーサークはいつ完成できることやら……。
 帆船や大航海時代は漢のロマンです!

 そんなに海が好きなのに海上自衛隊ではなく陸上自衛隊に進んだのは、それ以上に戦車も好きだったからです。タミヤの模型で育ちました(笑)。

北千住忘年会

北千住忘年会

2017年12月11日  『幕末 暗殺!』の予約開始

『幕末 暗殺!』の予約が始まり呟きました。

 #そうこの会 初のアンソロジー『幕末 暗殺!』がhontoやAmazonなどで予約が始まりました。内容紹介が出ています。

 私にとってはデビュー版元の宝島社以外から出す初の単行本で(短編ですが)、初の歴史小説です。
 各種イベントも開催予定です。皆様よろしくお願いいたします!

 安政5年から明治までの170件近い暗殺を徹底的に網羅した幕末暗殺地図と年表を、まとめた自作フリーペーパーを、書店様にお配りして配布する予定です。詳細が決まりましたら告知いたします。A4フルカラー両面印刷で十字折りで文庫サイズになります。
 色紙やサイン本なども準備しますのでお待ちください!

2017年12月12日  「喜連川のお殿さま」展の図録

 「喜連川のお殿さま」展の図録をいただき呟きました。

 先月、ご縁があり栃木県のさくら市で #そうこの会 のメンバーと一緒にトーク&サイン会を行いました。講演後、近くのさくら市ミュージアムを見学する機会をいただきました。趣のあるとてもすばらしい場所だったのですが、今月末まで「喜連川のお殿さま」展を開催中だそうです。

 少し前に、さくら市ミュージアム様から「喜連川のお殿さま」展の図録をいただきました。まことにありがとうございます!

 江戸時代のさくら市には、足利尊氏を祖先とする喜連川氏が治めていた喜連川藩がありました。五千石ながらも十万石に近い格式で、参勤交代や諸役が免除されるなど特別の藩でした。

 喜連川藩の設立には、戦国時代の二人の姫が関わっていました。最後の古河公方の足利氏姫と、小弓公方の血を引く嶋子です。豊臣秀吉の小田原平定の後、嶋子は秀吉の側室となり、氏姫は嶋子の弟と結婚して喜連川氏が始まります。

 ご縁があって、この二人の女性の物語を来年から書きます。ご期待ください!

北千住忘年会

2017年12月14日  314年前を思って

 四十七士の討ち入りの日に、呟きました。

 今晩(というか明日12/15日の夜明け0400頃)は、大石内蔵助率いる四十七士が討ち入りを果たした日です(旧暦なので実際は1/30日ですが)。先日、イベントで忠臣蔵を語りましたが、史実としての赤穂事件と物語としての忠臣蔵の違いが興味深かったです。その時のプレゼンの資料の一部をお目にかけます。

忠臣蔵イベント

 私は討ち入りに特化して「戦術から見た赤穂事件」という内容で、元自衛官の立場から、討ち入りがなぜ成功したかについて軍事学的アプローチから話をしました。15分時間厳守と言うことで調べた内容の10分の1も話せませんでした(笑)。また機会があればどこかで話したいです。というか書きたいですね!

忠臣蔵イベント

 プレゼンの「現代特殊部隊との比較 事前情報収集」の部分の動画を #そうこの会 の秋山香乃さんのチャンネルで公開しております。よろしければご覧ください!
 徹夜でプレゼン資料を作り練習する時間もなく、ぶっつけ本番でした。なぜかいつもぎりぎりになってしまいます(笑)

2017年12月21日  『幕末 暗殺!』フリーペーパーの告知

 『幕末 暗殺!』のフリーペーパーを置いていただける協力販売店様の募集の告知を、呟きました。

 【拡散シェアしていただけるとありがたいです】
 操觚の会の初アンソロジー『幕末 暗殺!』が来月1/19に刊行されます。販売促進のために幕末の暗殺を網羅した地図と年表のフリーペーパーを作成しました。
 店頭にて配布にご協力いただける書店様を募集しております。無償にてご提供します。
 7人全員(!)のサインが入ったサイン本や、色紙、POPなどのご用命も受けております!

 完全手作りのA4フルカラー両面印刷、十字折りで文庫サイズです。表は幕末の出来事と暗殺を年表にまとめ、各著者の作品紹介があります。
 フリーペーパーですので購入を考えている顧客への訴求効果は高いと思います。購入者プレゼントではないので、多くの方に手にとっていただけると思います。
 裏は幕末暗殺地図。死亡者の名前が分かっている170件近い幕末の暗殺を、年ごとに色分けして暗殺された場所に印しています。斬殺、毒殺、銃殺、変・乱・事件の区別もアイコンで分かります。数多くの資料に当たり独自にまとめました。暗殺者の名前も記したかったのですが、スペースが足りませんでした。

 ウェブサイトにて『幕末 暗殺!』紹介ページを作成しました。
 作品紹介ページ
 プロモーションページ

 コメント、メッセージ、ウェブサイトのお申込みフォーム、どれでも受け付けております。
 ご検討のほど何卒よろしくお願いいたします!

2017年12月30日  今年最後のご挨拶

 今年一年を振り返り、呟きました。

 仕事の納まっていない(どころか先送りしてしまった。泣)へっぽこ作家ですが、今年を振り返ります。
 大惨敗です。『七四』の文庫化のみで、新刊を1冊も出せませんでした。仕事の異常な忙しさと娘の大学受験と新生活で余裕がなかったのですが、いいわけ無用。作家は結果がすべて。大いに反省しています……。
 こんな情けない年になるとは想像していませんでした。企画から始まり、物語が書籍という形になるまでは、1年ほど時間がかかります。新刊なしということは、今年のみならず、去年も動けていなかったということです。

 年の後半になり少し落ち着き、ようやく企画段階から執筆段階に入れるようになりました
 今年は常に漠然とした不安に包まれていました。書けない(書かない)と気持ちばかり焦ってしまい、心の余裕がなくなり、目の前の取り組みやすいことに逃げてしまいます。
 書籍という成果物を出すことこそが、作家の第一義。来年は乾坤一擲、勝負を懸ける年です。同じ失敗はしません。してたまるものか!

 まあ反省はこのくらいにして(笑)……。

 もちろん今年も収穫は多々ありました。まずは何と言っても #そうこの会 に加入して念願だった歴史小説に挑戦できたことです。また各種イベントに参加して大いに勉強になり、刺激を受けました。執筆依頼もいただき、新しい出会いとご縁に本当に感謝しております。

 ということで来年1/19頃に操觚の会の初のアンソロジー『幕末 暗殺!』が刊行です。
 また、宝島社の次回作は植木シリーズ3作目ですが、それ以外にもいくつかエンタメ寄りの自衛隊ものを書きます。また自衛隊もののみならず第二次世界大戦や戦国時代の歴史小説の執筆(連載)に挑戦する予定です。

 終わってしまう今年を後悔しても、どうにもならないので、今できることを愚直に取り組んでまいります。今年駄目だった分、来年は多くの作品を皆様にお届けできるよう頑張ります。
 増えたフォロワーや友達の数、倍増した年賀状に感謝しております。

 皆様1年間、本当にありがとうございました。よいお年を!

2017年振り返り

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